※メタルの激しさとのギャップが美しい、バラードの魅力を紹介します!
※生きる養分、大好物のメロハー曲を紹介していきます!
オランダのメロディアス・ハード・ロック ・バンド、テラ・ノヴァ(TERRA NOVA)が、1996年にリリースした1枚目のアルバム『Livin' It Up』の6曲目に収録。
日々の暑さも少しは落ち着いてきましたが、残暑は続いているので週末は引き続きHM/HR系の「夏うた」をいってみましょう。「Summer」を冠した楽曲を見ていくと、意外なほどに多いので、来年も書く機会があればまだまだいけそうですね。
さて、今回はバラードナンバーになります。「夏」「メタル」「バラード」とくれば、かな〜り前にご紹介したビスカヤの名曲が真っ先に脳裏に浮かんできますね〜。
切なさを凝縮したようなビスカヤに対して、今回ピックアップしたテラ・ノヴァの「Summernights」は、甘酸っぱい夏の日の記憶が蘇るような、メロディアス・ハード風味を極めた珠玉のバラード・チューンです!
90年代の半ば、ダークでヘヴィネスな雰囲気の音楽が横行したシーンに抗うように、キラキラと眩しいメロディと爽快なムードを引っさげて、忽然と現れたフレッド・ヘンドリクス率いる新星、テラ・ノヴァ。
専門誌での高評価も相まって、メロディを愛する日本のHM/HRファンに大歓迎を受けたわけですが、その衝撃波となったデビュー作『Livin' It Up』の中でも、1、2を争う佳曲がこの「Summernights」でしょう。先日ご紹介したヴァン・ヘイレンと同じタイトルですが、まさに夏の夜に聴きたい逸品ですね〜。
息を呑むほどの美しいメロディと、静と動を巧みに使い分けたドラマティックなアレンジ。フレッドの甘いボーカルと、エモーショナルなジェシーノ・デロサスのギターワークも相まって、メロハー系のバラードの理想郷と言える世界をたっぷり堪能させてくれます。
ストリーミングでは、テラ・ノヴァとしての単独のアルバムは現時点でアップされていません。ですが、「フレッド・ヘンドリクス」名義で、テラ・ノヴァの楽曲の作風によって厳選したベスト的な楽曲集がいくつかアップされているので、そちらで楽しむことができます!
ぜひ、一度聴いてみてください!