※誰が聴いてもヘヴィ・メタル!な楽曲を紹介していきます!
アメリカのヘヴィ・メタル・バンド、ブライド(BRIDE)が、1989年にリリースした3枚目のアルバム『Silence Is Madness』の1曲目に収録。
ここ日本では本当の意味でのシーンの広がりが、実感として掴めないクリスチャン・メタル界隈ですけど、このブライドは80年代当時から長い活動歴を誇り、輸入盤メタルマニアには比較的知られるバンドのひとつでしょう。
80年代初頭にケンタッキー州ルイビルで結成されたブライドは、シンガーを務めるデールと、ギタリストを務めるトロイのトンプソン兄弟を中心とするクリスチャン・メタラーです。当初はマトリックスと名乗り、デモ制作やライヴ活動を重ねてピュア・メタル・レコーズと契約。
ブライドに改名し、1986年にリリースしたのがデビュー作にして代表作といえる『Show No Mercy』(スレイヤーじゃないです笑)でした。お世辞にも完成度は高くないものの、デイルのハイトーンボイスを武器に、正統派のメタルを軸にヘアメタル系など幅広いスタイルをカヴァー。美麗なジャケットも相まってクリスチャン・メタル・マニア筋(いるのか?)には認知されました。
さらに1988年の2枚目『Live to Die』を挟んでリリースされたのが、本作『Silence Is Madness』でした。今回ピックアップした「Fool Me Once」は、そのオープニングに収めれられた正統派のテイストが宿るヘヴィ・メタル・チューンです!
オーソドックスなメタルギターリフを主軸に、ジョージ・リンチ風のスリリングなギターソロやデイルの超音波ハイトーンを織り交ぜて聴かせてくれますね。ソルジャー期のラウドネスにちょっと似てる(勿論そんなによくありません笑)感じもしますね~。
アルバム自体は専門誌で酷評されてますけど、確かに意味不明にブルージーな楽曲があったり、そもそもレベルが低くて(汗)手を出しずらいのは確か。それでもアルバム中に1,2曲マシなのが紛れ込んでいるので(笑)、こうして気軽に検索できるのがストリーミングの良さでしょう。
その後、近年に至るまで20枚!を下らないおびただしい数の音源をリリースしており、需要があるんでしょうか。。筆者は遠慮しますが、どなたか完全チャレンジしてほしいところです(笑)
ぜひ、一度聴いてみてください!