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【楽曲紹介】ピー・エム・ヒート(P.M. HEAT)「Could It Be You」

※生きる養分、大好物のメロハー曲を紹介していきます!

 

アメリカのメロディアス・ハード・ロック ・バンド、ピー・エム・ヒート(P.M. HEAT)が、2023年にリリースした1枚目のアルバム『Breaking The Iceの2曲目に収録。

 

今回は80sオブスキュアなヘアメタラー発掘系レーベルのメタリックブルーレコーズ関連で、アメリカ発の知る人ぞ知るメロハー系バンドご紹介しましょう。

 

当然筆者も当時の活動状況をよく知らないバンドなので色々調べてみたんですけど、レーベルのメタリックブルーのサイトにも載っていない始末でした(笑)。鍵盤奏者を含む6人編成のアー写だけは確認できますね。

 

さらに調査を進めてみると(大袈裟ですが笑)、南部テキサス州のシャイナーをベースに80年代半ば頃(おそらく)から活動していました。バンド名がP.M. HEATとなっていますが、元々はTHE EMOTIONSという名義でライヴ活動し、音源発表時にP.M.ヒートを名乗ったようです。

 

地元ではそれなりに知られ、人気バンドに位置づけられる存在だったようですが、全米の他地域に出ていったのかは不明です。活動する中で初音源として、1989年に4曲入りのEPを12インチアナログとCDでリリース。

 

さらに1990年には10曲入りのカセットテープ『 Breaking The Iceをリリース。それぞれEmothion Recordsからですけど、要は自主制作になります。この2つの当時の音源を合体して、14曲入りCDとしてメタリックブルーが発掘再発したのが本作でした。

 

サウンドスタイルは80sのメロディアスなアメリカン・ハードを基軸にしており、オートグラフ辺りのイメージが一番近いですね。鍵盤奏者がいることで、初期ボン・ジョヴィを思わせるメロハー系テイストも漂わせ、とりわけ最初の4曲入りEPの楽曲で顕著になっています。

 

もちろん、内容に未完成な部分も耳に付き、曲のクオリティにもバラつきがありますが、メロディが良い楽曲も多く、ストリーミングでこの貴重音源が聴けるのはうれしいですね~。

今回ピックアップした「Could It Be You」は、シンセをフィーチャーしたアレンジで、哀感ある旋律が光るメロディアス・ハード・ロック・チューンです!EPに収められた楽曲ですが、欧州のメロハーバンドに通ずるムードも漂い、メロディ愛好家なら楽しめるでしょう。

 

YouTuveには当時地元で撮影されたMVもアップされていますが、メジャーとの接点があれば、テキサス地区に収まらない存在になれたかも?しれないですね。

 

ぜひ、一度聴いてみてください!

Could It Be You

Could It Be You

  • P.M. Heat
  • ハードロック
  • ¥204
  • provided courtesy of iTunes