※古きを聴いて新しきを知る。遠い昔になった時代の楽曲を振り返ります!
イギリス/アメリカのハード・ロック・バンド、ディテクティヴ(DETECTIVE)が、1977年にリリースした1枚目のアルバム『Detective』の2曲目に収録。
昨日はまもなく来日公演が始まるイエスにちなんで、スターキャッスルをご紹介したんですが、今回は初期イエスのキーボーディスト、トニー・ケイが脱退後に結成したディテクティヴを言ってみましょう〜。
ディテクティヴはトニーに加え、元シルヴァー・ヘッドのシンガーで今や有名俳優として知られるマイケル・デ・バレス、元ステッペンウルフのギタリスト、マイケル・モラークによって1976年に結成されました。
ちょっとしたスーパーグループの様相を呈したディテクティヴですが、ジミー・ペイジの目に止まり、レッド・ツェッペリンが主宰するスワンソング・レーベルと契約。アンディ・ジョーンズとジミー・ロビンソンのプロデュースで翌年に発表されたのが、本デビューアルバムでした。
スワンソング発らしく、やはりツェッペリンを彷彿とさせる迫力たっぷりな70s王道ハード・ロックを轟かせつつも、どこかアーバンで洗練されたムードを漂わせているのが、ディテクティヴの個性と言えるでしょうね。
他にもファンキーなテイストやフュージョンライクなインスト曲「Deep Down」など、懐の広い音楽性も感じられ、各メンバーのプレイも素晴らしく、デビュー作らしからぬ出来が評価され全米135位でスタートしました。
ちなみに日本盤の邦題は「直撃波」(笑)。オビキャッチには「これ程までにヘヴィでハードなサウンドを要求するのは誰だ!?」(知らんがな笑)と書いてますね〜。
デビュー作の好評を受け、レーベルは次作を急いで作るように要求。わずか半年後には2枚目の『It Takes One To Know One』(今度の邦題は「衝撃の共同体」笑)が完成。よりわかりやすく、ツェッペリンをストレートに連想させるサウンドを奏でています。
キッスとのツアーなどに出て全米105位と前作を超えたものの、スワンソング自体がうまく機能しておらずプロモーション不足など問題が露呈。アトランティックから3枚目も予定されていましたが、結局バンドは自然消滅してしまいました。
今回ピックアップした「Got Enough Love」は、ツェッペリンに由来した伝統的70sロックのダイナミズムを存分に感じさせる、王道のハード・ロック・チューンです!ハスキーなマイケルの極上のハイトーンボイスと絡み合う、ボーナムライクでグルーヴィーかつ豪快な鳴りのリズムとギターリフが実にクールですね〜。
御大ジミー・ペイジが「彼らはもっと人気が出るべきだった」と後年語ったように、確固たる実力を持った「衝撃の共同体」だったのは間違いないでしょう。ストリーミングで2枚のアルバムとも楽しむことができます!
ぜひ、一度聴いてみてください!
