※CDじゃなくても、ストリーミングで聴ける新作をご紹介します!
2024年9月25日、日本のハード・ロック・ユニット、ミクス・ムーン(Mx. MOON)の1枚目のアルバム『The Moon Rising』がリリースされました。
以前楽曲をご紹介したジ・アンクラウンドのTakeshiによる新たなプロジェクトのデビュー作が登場しました~。
Takeshiはギター、ベース、キーボードを担当しており、女性ヴォーカルのAkiをフィーチャーし、ゲストドラマーを迎えた形式になりますね。
ジャケットの雰囲気や2人のアーティスト写真、1曲目の「破戒ノ薔薇」といったタイトルから、ゴシックやヴィジュアル系に少し寄った音楽性なのかな?と想像していました。
しかし、多少ダークで怪しげな雰囲気があっても味付け程度で、基本はジ・アンクラウンドのイメージと大差はなくホッとしました(笑)。宣伝文句にある「80〜90年代の往年のJ-ROCK及びハードロック勢からの影響を巧みに消化」という言葉通りの、メロディックかつキャッチーでポップなハードサウンドを堪能できます。
扇情的で粘っこく、流麗に美旋律を奏でるギタープレイを始め、各パートをこなすTakeshiのマルチな技量には驚かされますが、それ以上にソングライターとしての才能とセンスには目を見張るものがありますね。
曲による好みの差異はあるものの、メロディラインのフックの付け方、コードワーク、アレンジの巧みさなど、90年代の往年のビーイングサウンドに匹敵するくらい(というか完璧に彷彿させますね~)どれも絶妙で、現代のジャパメタシーンでも特筆すべきモノを持っているでしょう。
そんな完璧なオケをバックに歌う注目の女性シンガーAkiですが、こちらも堂々とした歌唱ぶりを披露しています。やはりジ・アンクラウンドのSHALと比較されるのは仕方ないでしょうが、十分に異なる魅力を秘めたシンガーに感じましたね。
正直言うと、最初の聴感では地味な印象がしたんですけど、リピしてるうちに段々よくなってきました。ガツンとパンチを効かせて歌うタイプではないので、するめ型なのかもしれません。
とはいえ、聴いていてふと感じたのが、声質や歌いまわしがどことなく、J-POP時代の浜田麻里に似てるなあ~ということ。最近はメタルモード全開の浜田麻里ですが、ミクス・ムーンを浜田麻里が歌うとめちゃくちゃしっくりきそうで、Takeshiの楽曲で作ったアルバムを聴いてみたくなりました(笑)。
それはともかく、SHALとは違った魅力を持ったシンガーなので、ライヴもぜひ実現してほしいですね。ほんと、アニメのタイアップがめちゃくちゃ合いそうなので、ランティスとかポニーキャニオンが興味持ってくれないかなあ。FLIPSIDEとかのファン層辺りに受けそうですね!
今回はアルバムの3曲目収められた「Cheiron」をピックアップしました!これはB’zプラス浜田麻里の世界でしょう(笑)。パメラとかも思い出しますね(笑)。似てるのはそれだけ本物の90年代風味がある証拠なので、全然アリだと思います!
聴いてほしい度
85%
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