※歌がなくても魅力的!HM/HRインストゥルメンタルの世界を紹介します。
アメリカのハード・ロック・バンド、ヴァン・ヘイレン (VAN HALEN)が、1982年にリリースした5枚目のアルバム『Diver Down』の5曲目に収録。
すでに2日ほど経ってしまいましたが(汗)、、2024年10月6日はエドワード・ヴァン・ヘイレンの命日でしたね。今年で4年の歳月が経過し、少しずつ命日を意識しなくなっていくのは自然ですが、今年もこのタイミングでエディをトリビュートする動画が幾つか上がっています。
超絶テクのギタリストのジェフ・ルーミズは、自身のYouTubeチャンネルに、「Etuption」をプレイした動画をアップしました〜。
ギターケースが山積みされた部屋で収録されたラフな映像ですが、しっかりEVHの白黒ギターを使用しているのが、トリビュート感たっぷりですね。
演奏も完コピというより、ジェフらしいニュアンスが違和感なく盛り込まれたもの。10代初めの頃に必死でコピーしていたというコメントも出していますし、彼もまたエディに強く影響を受けたギタリストだったのを、改めて知ることができるでしょう。
もう一人、日本が誇るギターレジェンド、山本恭司もエディに向けた動画を出しています。こちらはYouTubeではなく、自身のFacebookとXから動画を確認できます。
「Eruption変奏曲」と名付けられていますが、その名の通りヴァン・ヘイレンの「Eruption」を元にした短いギターインストに仕上がっています。有名なトリルの部分からコードを探って進行した演奏ということですが、これが実に美しい!
とかくド派手なタッピングばかりに耳を奪われがちですが、山本くらいのレベルになると、流石に目のつけどころが違うなあと、改めて感心しきりでした。YouTubeにもアップして拡散されてほしいところです。
さて、エディが残した美しい演奏といえば、今回ピックアップした「Chathdral」が頭に浮かぶでしょう。ヴァン・ヘイレンのライヴにおけるギターソロでも、中間部の場面展開で効果的に演奏されていましたね。
ヴォリューム奏法とディレイのトリックを効果的に使い、邦題の「大聖堂」のイメージ通り、荘厳で浮遊感のある音像を見事に作り出しています。自分でコピーしてみて、それらしく似たような音が出たときは嬉しかったなあ(笑)。エディの名演として、これからも語り継がれていくでしょう。
ぜひ、一度聴いてみてください!