※まさにHM/HRの黄金時代、80年代を彩った楽曲を振り返ります!
アメリカのロック・デュオ、ニール・ショーン&ヤン・ハマー(Neal Schon& Jan Hammer)が、1981年にリリースした1枚目のアルバム『Untold Passion』の1曲目に収録。
7年ぶりの来日公演を行っているジャーニーにちなんで、ここ数日はジャーニー関連の楽曲を、"ちょっと斜め"から取り上げていきましょう〜。昨日はアーネル・ピネダの初期ソロ作をご紹介しました~。
今回は御大ニール・ショーンですが、ソロ作から以前1曲ご紹介してましたね~。
ソロ活動、別プロジェクトと数多の音源を残しているニールですけど、このヤン・ハマーと組んでのデュオは記憶に残る音源のひとつですね。タイミングとしてはジャーニーが2枚組のライヴ作『Captured』でグレッグ・ローリー期に区切りをつけ、バンドとしてもいよいよモンスターバンドへの階段を上る前夜。
ニールとしても、自身のやりたい音楽を表現する絶好機だったのかもしれません。パートナーのヤン・ハマーといえば、当時ジェフ・ベックとのワークで名を馳せていますから、ギタリストとしては一度共演してみたい渇望はあったでしょう。
そんなジャーニーに比べ自由なフィールドで、あくまでもロックを基軸にインスト、歌入りの楽曲を問わず、ニールが縦横無尽に弾きまくるギターを堪能できます。結構好みが分かれるヤン・ハマーのお馴染みピロピロシンセとのバトルも聴きもの。ドラムはヤンが担当し、ベーシストにはホワイトスネイクでも知られるサウスポーのコリン・ホジッキンソンが参加していますね。
今回ピックアップしたオープニングを飾る「Wasting Time」は、ニールのギターだけでなく自身のボーカルもフィーチャーした、グルーヴィーかつファンキーなエレメントが心地よいハードなロック・チューンです!
ニールとヤンのバトルもしっかり盛り込まれて聴きごたえ十分。注目のニールのボーカルは、、、天は二物を与えなかったということで(汗)、、。とはいえ、本作は全曲インストにしなかったからこそ、このデュオの作品は価値あるものになったと思いますね。ニールが心底楽しんでいる様子が伝わってくるような演奏ですし、このガス抜きがメガヒット作『Escape』に繋がったのかもしれません。
ショーン&ハマーは、次作『Here to Stay』で終わりましたが、ストリーミングでは2枚カップリングの音源でアップされています。
ぜひ、一度聴いてみてください!