※80sを象徴する音楽、産業ロックのあれこれを紹介していきます!
アメリカのロック・バンド、 ジャーニー(JOURNEY)が、1983年に日本でリリースしたシングル「Ask the Lonely」に収録。
7年ぶりの来日公演を行っているジャーニーにちなんで、ここ数日はジャーニー関連の楽曲を"斜め気味"に紹介してきました。ただし有名すぎる、当たり前すぎるゆえか、意外と本体の楽曲を取り上げたことが少なかったので(汗)、今日はジャーニーでいってみましょう~。
今回の来日公演のセットリストをちらりと見ると、目移りするぐらいのヒットパレード、有名曲連打になっていますね~。その中でも、3本指に入るくらい個人的に大好きな楽曲が、今回ピックアップしたジョナサン・ケインとスティーヴ・ペリー作による「Ask the Lonely」です!
ペリーが歌い上げる哀感たっぷりなマイナーキーのメロディと高揚感のあるシンガロングパート。希望を感じさせるニールのギターソロとジョナサンによる印象的なシンセのリフレイン。そして十分にハードでエッジの聴いたアレンジとリズムと、印象的な美味しい要素が詰め込まれて融合した、ジャーニーの中でも指折りの(ちょっと隠れた)名曲に仕上がっています。
ボン・ジョヴィの「Runnaway」にイントロが似てるので、元ネタになったなんていう話もありますが、数多のメロディアス・ハード系のバンドに、色んな影響を与えていることでしょう。
この曲は元々、アルバム『Frontiers』制作時に用意されていましたが、オリジナルアルバムには収録されませんでした。その後、オリビア・ニュートン・ジョンの「グリース」「ザナドゥ」に続く期待の主演映画「セカンド・チャンス」のサントラに収録されたんですね。
もっとも映画の方はお相手にジョン・トラボルタを迎えるも、思ったようなヒットとならず、、それでも「Ask the Lonely」は全米のラジオでオンエアされたことで注目を集め、ビルボードロックチャートで3位を記録。日本では『Frontiers』収録の「Trouble Child」をB面に、ドーナツ盤シングルでリリースされました(ジャケットのダサいこと!笑)。
こんな名曲が外されるほど『Frontiers』が充実していた証拠ですけど、その後再発盤のボーナストラックで収録されましたが、今年日本で限定アナログにもなった、メガヒットのベスト『Greatest Hits』にも収録されていますね。
ぜひ、一度聴いてみてください!