※80年代中心にハマりまくったジャパメタあれこれを紹介していきます!
日本のガールズ・フュージョン・バンド、 ミューゼズ(MUSES)が、2022年にリリースした1枚目のアルバム『Muses』の3曲目に収録。
今回はジャパメタ拡大解釈シリーズ(笑)でいってみましょう~。メタルはテクニカルな側面も大きいので、その延長線上でフュージョンが好きな方も一定数いるでしょうね~。筆者もそんな一人で、80年代はカシオペアとかスクエアも良く聴いてました。
今となっては考えられないですけど、カシオペアなんか武道館クラスでライヴをやってましたし、若い層や女性にも人気がありましたからね。今やメタル以上に高齢層が対象の音楽になってますけど、そこに颯爽と登場したのが女性4人組のミューゼズでした。
中心となるのは、ジャパメタ系ギタリストとしてキャリアをスタートさせたRie a.k.a.Suzakuで、以前ソロ音源から1曲ご紹介してましたね。
このRieのもとに、深井麻梨恵 (Key)、芹田ジュナ (B)、佐藤 奏 (Ds)という、ジャズ・フュージョン界隈では期待の若手ミュージシャンとして知られる、超絶技巧を持ったメンツが集結。佐藤奏はKOIAIのメンバーとしてもガールズメタルファンには認知されているでしょう。
結果として、メタル系だったRieとジャズ・フュージョン系の3人のテイストが絶妙にミックスされ、そこに新世代ならではのフレッシュさを放散させた、ネオ・ガールズ・ハード・フュージョン(勝手に名付けました笑)とでもいうべき、高品質なサウンドと楽曲を堪能できます。
Rieも一介のガールズ・メタル系ギタリストにとどまらず、フュージョン系に歩みを進めたのは大正解ですね。確固たる技量と音楽センスをどんどん身につけ、長くシーンで活躍するギタリストに成長することでしょう。
今回ピックアップした「Blow Away !!」は80sのジャパニーズ・フュージョンの香り充満させた、良質なメロディが躍動するインストゥルメンタル・チューンです!
佐藤奏の父親であるドラマーの佐藤正則氏による作曲で、おやじホイホイと言いたくなるツボを得まくった曲調で、自然とリピートを誘います。各人のテクニックが炸裂していますし、Rieのハードエッジなディストーションギターによって、テクニカルなメタルが好きなファンでも十分楽しめるでしょう。
ミューゼズは音源も素晴らしいですが、ライヴでこそ真価を発揮するのでライヴヴァージョンを体験すべきでしょう。各人忙しいミュージシャンの集合体なので、活動が限定的なのが惜しいですが、定番のジャズ系のハコだけでなく、見やすいホールでもライヴをやってほしいですね!
ぜひ、一度聴いてみてください!
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