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【楽曲紹介】 ベイビー・トゥックー(BABY TUCKOO)「Maybe」

※生きる養分、大好物のメロハー曲を紹介していきます!

 

イギリスのメロディアス・ハード・ロック ・バンド、ベイビー・トゥックー(BABY TUCKOO)が、1986年にリリースした2枚目のアルバム『Force Majeureの4曲目に収録。

 

ウェスト・ヨークシャーのブラッドフォードで1982年に結成されたベイビー・トゥックー(一応、かつての日本盤CDのカタカナ表記に合わせてます)。いわゆるNWOBHMの残党の世代ですが、メタル色もあるハードな側面と、キーボードをフィーチャーしたメロディアスな側面が同居する、落差ある音楽性を共存させたユニークなスタイルのバンドですね。

 

メンバーは、ロブ・アーミテージ(Vo)、ニール・サクストン(G)、アンディ・バロット(G、Key)、ポール・スミス(B)、トニー・サグデン(Ds)の5人組。キーボード奏者がいることで、グランプリ、ストレイタス、ライオンンハートを始めとした、NWOBHMに関連したメロディアス・ハード勢に、近いテイストを持っていると言えるでしょう。

 

ちなみに、アンディは元ヘリテイジのメンバーであり、ロブは1987年のデヴィッド・リース加入前のアクセプトに、ほんの一時期ですが参加していました。エモーショナルで熱い歌唱と声質は、どことなくY&Tのデイヴ・メニケッティを彷彿とさせます。アクセプトに誘われたのも頷けますよね。

 

ベイビー・トゥックーのサウンドは、前述したようにハードとメロディアスの側面の落差が大きいものの、全体になよっと軟派なムードではなく、ビシッと1本筋が通っている印象がするのは、ロブの硬派なボーカルスタイルにも起因しているでしょう。

 

但し、この器用な二面性が、バンドのカラーを曖昧にして、かえって仇になったのか、音源としては1984年のデビュー作『First Born』と本作の2枚のみがリリースされ、短命に終わってしまいました。

 

日本では海外レーベルがミュージックフォーネーションズだった2枚目が、1994年になってポニーキャニオンからようやくリリースされました。ここにはボーナスが1曲入っていて、マニア羨望のアイテムになっていましたが、ストリーミングでもボーナス入り11曲が解禁されてますね~。

 

今回ピックアップした「Maybe」は、メロハーサイドを象徴するメロウなメロディアス・ハード・ロック・チューンです!ジャケのイメージを想起させるスペーシーなシンセもフィーチャーしたアレンジで、ゆったりメロディアスな旋律を展開しており、エイジア辺りのテイストも感じられるでしょう。

 

ぜひ、一度聴いてみてください!

Maybe

Maybe

  • Baby Tuckoo
  • ロック
  • ¥204
  • provided courtesy of iTunes