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【楽曲紹介】ブラッドフィースト(BLOOD FEAST)「Born Innocent」

※思わず一人モッシュしたくなる!スラッシュ / デス・メタル系を紹介していきます。

 

アメリカのスラッシュ・メタル・バンド、ブラッドフィースト(BLOOD FEAST)が、1989年にリリースした2枚目のアルバム『Chopping Block Blues』の6曲目に収録。

 

1985年にニュージャージーバイヨンヌで結成されたUSスラッシャーのブラッド・フィースト。80年代当時は中々にマニアックな存在ですけど、2015年にトゥルー・スラッシュ・フェストで奇跡の来日を果たしてますので、日本の濃ゆいマニアにもお馴染みでしょう。

 

当初はブラッドラスト名義でしたが、その後、ブラッド・フィーストに変更。1986年に制作したデモがきっかけで、ヘリオンのアン・ボレインによるマニア御用達のUSメタルレーベル、ニュールネッサンスレコーズと契約。1987年にデビュー作となるフルアルバム『Kill for Pleasure』をリリースしました。

 

中々に濃いジャケですけど、これが日本の専門誌レビューで19点(笑)という中途半端な酷評を受けてますね。まあ確かに、お世辞にもB級とも言い難いドタバタ、スカスカの激烈スラッシュが繰り広げられていて、かなり聴き手を選ぶのも事実でしょう。それでもこのアンダーグラウンドな味わいが、マニア心を刺激するんでしょう。

 

ライヴ活動やEPリリースを経て、2枚目のフル作として80年代末にレストレス・レコーズから発表されたのが本作でした。『The Last Remains』から最終的に『Chopping Block Blues』になったようです。ここでも1枚目とは別の意味でやべージャケにたじろぎそうになりますけど(汗)、サウンドの方は明らかに進化を遂げています。

 

サウンドプロダクションも改善した中で、スレイヤーの如き怒涛の突進感と、エクソダスのように暴れまわる躍動感を同居させた(褒めすぎ?)、強烈な勢いを放つスラッシュを展開。マニアックなスラッシャーに支持されました。当時のライヴ映像を観ると、アンダーグラウンド真髄のようなライヴが確認できますね。

 

今回ピックアップした「Born Innocent」は、猪突猛進型の楽曲が多い中で、目まぐるしく展開していく、ブラッド・フィーストとしては異質の色合いを醸し出す、スラッシュ・メタル・チューンです!リフやリズムの多彩なアイデアも面白いですし、勢いだけではない構築力をしっかりと持った集団だったことが確認できますね。

 

バンドはメジャーシーンに浮上することなく1991年に解散しましたが、1999年にコンサートのために再結成して活動継続中です。

 

ぜひ、一度聴いてみてください!

Born Innocent

Born Innocent

  • Blood Feast
  • ロック
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes