※誰が聴いてもヘヴィ・メタル!な楽曲を紹介していきます!
イギリスのヘヴィ・メタル・バンド、タイガース・オブ・パンタン(TYGERS OF PAN TANG)が、1981年にリリースした3枚目のアルバム『Crazy Nights』の4曲目に収録。
今週から来週にかけては、ジョン・サイクスがキャリアの中で残した楽曲から、断続的にご紹介していきましょう。
サイクスの表立ったキャリアは、周知の通りタイガース・オブ・パンタンからスタートしました。これはサクソンのツアーのオープニングを、当時ジョンが在籍していたストリート・ファイターとタイガースがともに務めていて、そのギタープレイに惹かれたタイガースから引き抜かれたんですね。
その第一弾となった『Gangland』からも以前ご紹介しましたが、その勢いと完成度からNWOBHMのみならず、後々考えてもサイクスのキャリアにおける重要な1枚となりました。
それだけに相当な期待を受けて、次作となる本作『Crazy Nights』がリリースされたものの、前作からわずか10か月の短いスパンで(同じ1981年リリース)、勢いも削がれ楽曲が全体に練り不足なのは否めません。
それでも今改めて聴くと、NWOBHMならではの空気感が堪能できますし、サイクスのプレイも一聴の価値があるものが多いですね。個人的には、当時の洋楽番組で本作からオンエアされたものをエアチェックして聴きまくっていたので、『Gangland』以上に馴染みがあったりします。独特なスネアの音もクセになりますし、ジャケットも好きなんだけどなあ~。
今回ピックアップした「Running Out of Time」は、『Gangland』の流れを汲んだ曲調で、アルバム随一の疾走感を放つ、リフで押しまくる典型的なNWOBHM風味のヘヴィ・メタル・チューンです!ジョン・デヴァリルがハイトーンボイスで歌い上げるメロがクールですね。
そして、注目のサイクスの長尺なギターソロでは、物凄いマシンガンピッキングによるゲイリー・ムーアばりの速弾きを連発!そのフレージングにはすでに貫禄すら感じられ、初期の名演のひとつといっても過言ではないでしょう。
ぜひ、一度聴いてみてください!
