※誰が聴いてもヘヴィ・メタル!な楽曲を紹介していきます!
ドイツのヘヴィ・メタル・バンド、タロットズ・ミスト(TAROT'S MIST)が、1999年にリリースした1枚目のアルバム『Odyssey』の8曲目に収録。
タロットズ・ミストは、リー・タロットことハロルド・スペングラー主宰によるメタルプロジェクト。ジャケットには何よりも一番大きな文字でリー・タロットと記されてますが(笑)、Apple Musicの登録もそのようになっています。
登録ではさらに「元ストームウィッチ」と併記されている通り、ハロルドは筆者も大好物の80sジャーマン・パワー・メタラー、ストームウィッチの創設メンバーでギタリストとして活躍していました。当ブログでも1曲ご紹介してましたね~。
ハロルドの在籍は1981年から89年までで、まさにジャーマン・メロパワの黎明期を支えた作品群と楽曲を生み出してきた張本人になります。
タロットズ・ミストでのハロルドは、ギターを弾かずにプロデュースとコンセプト作りと全作詞を行い、メンバーの元クローミングローズのウヴェ・ホーマン(G、Key)とともに全ソングライティングを担当しています。
他のメンバーはZARのトミー・ブロック(Vo)、ブレインストームのディーター・バーナード(Ds)、ヤンス・ホーマン(B)という布陣。ちょっとしたジャーマン系のスーパーグループ(大げさですかね笑)の様相を呈しています。ZARも以前ご紹介していました~。
知られるメンバー達だけに演奏のクオリティは十分で、ハロルドらが書いた、いかにも80sの名残のあるジャーマンらしい「メロスピ・メロパワ未満」のメロディックなメタルを堪能できます。新世紀直前とは思えない良い意味での古めかしい音像がB級臭を放散してますね~。
今回ピックアップした「Jaws of Deep」は、ネオクラシカルなムードを漂わせた、アルバム中で最も疾走感のあるヘヴィ・メタル・チューンです!イントロからしてイングヴェイの「Rising Force」にクリソツですけど(汗)、これはありでしょう。
トミーの声質や安定した歌唱が個人的には好みでしっくりきますし、メロディックでネオクラ過ぎない正統派メタルの香りが漂ってるのも良き。中間部のギターはテクニカルで、突然ミスター・ビッグのごときベースとユニゾンをかますのも面白い(笑)。
日本盤CDも当時出たものの結局、この1枚だけのプロジェクトで終わり、ハロルドは2013年に他界してしまいましたが、ストームウィッチとともにストリーミングで触れてほしい作品ですね。
ぜひ、一度聴いてみてください!
