※これぞ80s!のイメージなヘア/グラム/LAメタル/R&R系を紹介していきます。
アメリカのハード・ロック・バンド、ロストボーイズ(LOSTBOYS)が、1990年にリリースした1枚目のアルバム『Lost and Found』の1曲目に収録。
80sのLAメタルブームの最中に活動し、映画「メタルイヤーズ」にも登場したオーディン。当ブログでもかなり以前ご紹介していました。
そのオーディンが80年代後半に解散後、残党であるシンガーのランディ・オーと、ギタリストのジェフ・ダンカンを中心に結成されたのが、ロストボーイズでした。
LAメタル全盛期でもさほど目立った活躍をしていなかったオーディン(汗)でしたが、なんとランディは1988年に、ガンズ・アンド・ローゼズを始めとする有名バンドをマネジメントする会社との契約を個人的にゲット!そのことで、メジャーのアトランティックレコードとのディールまで獲得したんですね~。
こうした形で表舞台に呼び戻されることは稀でしょう。ロストボーイズとしてのデビューですけど、ジャケットにはランディ(ですよね?)だけが写ってますし、あくまでランディをフィーチャーしたソロに近いバンドなんでしょう。
そもそも、オーディン時代のランディを振り返るとお世辞にも上手いシンガーとは言えず(汗)、上達したんかなと思いきや、歌唱力はやはり不安定で時に厳しい(汗)。ただし声質がガンズのアクセル・ローズや、個人的にはブライトン・ロック辺りを彷彿とさせる金切り声で、それなりにインパクトがあります。
マネジメントやレコード会社は、当時全盛を極めたガンズっぽいバンドをデビューさせたかったんでしょう。そうでないとヘアメタル系が淘汰された90年代に、わざわざ元オーディンのメンバーを再登板させないですよね(笑)。
実際に音楽性も正統派メタルらしさもあったオーディンとは一転、曲の出来にかなりバラつきがあるものの、ガンズの影響下にあるハードでバッドボーイズなロックンロール風味が多分に感じられます。
その中で、今回ピックアップした「Cryin' Out」は、アルバム中で最も80sのLAメタルらしいイメージが感じられるハード・ロック・チューンです!整合性のあるリフ主体の曲調とどこか哀感のあるメロディから、他の楽曲とは異なりドッケン辺りのテイストや、はたまたオーディンの名残も想起させてくれます。
ちなみに日本盤のオビには「LAのミュージックシーンからやって来た話題作!ランディ・オーが唸るそのサウンドは、人間の奥底にある感情を探し求めた」という謎の帯キャッチが書かれてます(笑)。
結局、この1枚のみで1991年には終わったようですが、曲を選べば悪くないので、時代の狭間に生まれた異例のヘアメタルとして味わってほしいですね!
ぜひ、一度聴いてみてください!
