※古きを聴いて新しきを知る。遠い昔になった時代の楽曲を振り返ります!
カナダのプログレッシヴ・ロック・バンド、 ラッシュ(RUSH)が、1973年にリリースしたシングル「Not Fade Away」に収録。
ラッシュのデビュー以来、50年余り。栄光の歴史をCD4枚全50曲に凝縮したアンソロジーボックス『RUSH 50』がリリースされました〜。普段はストリーミングを中心にHM/HRを楽しんでいますが、久々に大枚をはたいてボックスセットを買ってしまいました。
海外ではLPも含めたセットなど各種用意されてますけど、お値段も6万以上!とさすがに高すぎたので(汗)、輸入盤の国内仕様を選びました。楽曲のイマジネーションを掻き立てる、お馴染みヒュー・サイムのアートワークを多数含んだ100ページ超ブックレットが素晴らしいですし、その和訳や歌詞対訳も封入されていたので満足度は高かったですね~。これは手に入れる価値あり!でしょう。
それにしても、国内限定1500セットということは、熱心なラッシュのファンは日本に1500人程度?なんでしょうか。。お値段的に通常CDの10倍弱と考えると、1500でも結構な数字なのかもしれませんけど、ラッシュの偉大さを考えると、日本で正当な評価をされないままにバンドが存在しなくなったのは残念な限りです。
さて、今回のボックスにはCD初出の貴重な音源が多数含まれていますが、その中でも最注目が、今回ピックアップした「Not Fade Away」と「You Can’t Find It」の2曲でしょう!
これはアルバムデビュー前の1973年に初音源として、バンド自身のムーン・レコードから7インチシングルのA面B面としてリリースされたものです。「Not Fade Away」はバディ・ホリーがザ・クリケッツ名義で1957年にリリースした楽曲で、カバーバージョンなんですね。
いわゆるジャングルビートでノリのよい、ロックンロール黎明期の有名曲ですが、これをラッシュ流儀のハード・ロックとして披露しました。この時のラインナップはゲディ・リー(Vo, B)、アレックス・ライフソン(G)に加え、ジョン・ラトジー(Ds)のトリオで、ハリのある若々しいゲデイのハイトーンボイスと、アレックスのロックンロール風味のギターが、なんとも新鮮に耳に響いてきます。
のちにニール・パート(今回のボックスの解説ではニール・ピアート名義になっていますね)が加入し、複雑化していくサウンドの原点が、こうしたシンプルなロックンロールだという事実は、何とも興味深いものがありますね〜。「You Can’t Find It」の方はゲディとラトジー共作のオリジナルで、「Not Fade Away」と続けて聴くとわからないほど(笑)、テイストの似たシンプルなロックンロールナンバーに仕上がっています。
ちなみに、「Not Fade Away」はローリング・ストーンズ、グレイトフル・デッド、ジェイムズ・テイラーをはじめ数多くのアーティストにカバーされてきました。ストーンズは1964年にアメリカでのデビューシングルとしてリリースしています。ストーンズとラッシュはのちに全く異なる方向性のロックを奏でていますけど、デビュー時は同じ曲だったわけで、ルーツを辿るのは面白いですよね。
当ブログでラッシュは1曲だけしか紹介していませんでしたが、、、
その時はアルバムがストリーミング解禁されていなかったからでした。現時点では『Grace Under Pressure』以外は無事聴くことができます。MVもApple Musicに多数アップされているので、またちょこちょこご紹介したいと思います。
最近刊行されたゲディ・リーの分厚い本と合わせて、『RUSH 50』の音源を聴いていると、ラッシュ熱がふつふつと再燃してくるなあ~(笑)。つくづく素晴らしい唯一無二のバンドだと改めて実感します!
ぜひ、一度聴いてみてください!
