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【新作レビュー】W.E.T.(ウェット)『Apex』

※CDじゃなくても、ストリーミングで聴ける新作をご紹介します!

 

2025年3月28日、スウェーデンのメロディアス・ハード・ロック・バンド、W.E.T.(ウェット)の約4年2か月ぶり5枚目のアルバム『Apexがリリースされました。

 

数多のメロハープロジェクトを抱えるフロンティアーズにおいても、とりわけ力の入ったスーパープロジェクトとして2009年に始動したW.E.T.。メンバーであるロバート・サール(G)のワーク・オブ・アート、エリック・モーテンソン(Vo、G)のエクリプス、ジェフ・スコット・ソート(Vo)のタリスマン、それぞれの頭文字を冠してネーミングされました。

 

一過性のプロジェクトにとどまらず、長めのスパンながらもコンスタントに音源を制作。加えてライヴ盤もリリースするなど、ライブもこなすバンドとしても活動を継続してきました。現在では上記3人に加えて、エクリプスのマグナス・ヘンリクソン(G)、ロイヤル・ハント他のアンドレアス・パスマーク(B)、さらにトリート他のジェイミー・ボーガー(Ds)がラインナップされています。

 

さながらフロンティアーズのみならず、北欧メロディアス・ハードを中心に有能なアーティストが集結し、ちょっとしたスーパーグループの様相を呈していますね。しかしながら、これまでの作品に関していえば、必ずしもそのメンツから期待される満足度を得られたかというと、少々微妙だったのも事実。

 

それぞれ作品としてのレベルは十分に高いんですけど、いわゆる今風のヘヴィネスを効かせた「モダンメロハー(使えそうなワードですね笑)」の側面が強めでスカッとメロディアスになり切れない、今ひとつ煮え切らない楽曲も散見されました。

 

そのため、プロジェクトが長く継続している点に敬意を持ちつつも、正直さほど期待せずに聴き始めたんですが(汗)、いきなりジェフの野太いコーラスワークから始まるアレンジが、タリスマンの名曲「I'll Be Waiting」を必然的に想起させるリードチューン「This House is on Fireを聴いて、思わずにっこりガッツポーズ(笑)。

 

もう最高じゃないですか~。このメチャクチャ判りやすく突き抜けた、キャッチー爽快な王道80sアリーナロック感は、重厚になりがちなW.E.T.に求められた側面のひとつでしょう。全盛期のウィグアム辺りも彷彿とさせますよね〜。リードトラックでMVが作られたのも納得でしょう。

 

他の楽曲もなかなかに粒揃い。オープニングから強めのフックを巧みに仕掛けたメロディが光る良曲が散見されて、アルバム全体も飽きさせません。多少重めでグルーヴィーなテイストが気になる点があるものの、ラストがメロディアスなので聴後感もいいですね~。

 

ジェフが関わった近年のメロハー作品としては突出した出来の1枚ですし、メロディアスなハード・ロックがピタリとハマる名シンガーだよなあと、改めて再認識させられた次第です。

 

今回は勿論、アルバム2曲目「This House is on Fireをピックアップしました!個人的には上半期のベストソング候補のインパクトがありました。MVはApple Musicにアップされています。

 

聴いてほしい度

86

オススメ曲はこちら!

This House Is on Fire

This House Is on Fire

  • W.E.T.
  • ハードロック
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

MVはこちら!

This House Is on Fire

This House Is on Fire

  • W.E.T.
  • ハードロック
  • ¥407

アルバムはこちら!

Apex

Apex

  • W.E.T.
  • ハードロック
  • ¥1681