※80sを象徴する音楽、産業ロックのあれこれを紹介していきます!
アメリカのメロディアス・ロック・バンド、 8084が、1989年にリリースした2枚目のアルバム『 Love & War』の1曲目に収録。
バーモント州バーリントン出身の8084。当時日本デビューしておらず、マニア御用達で知る人ぞ入る存在でしょうが、80sを自ずと想起させるバンド名通りに、良質な80sライクなアリーナ産業ロック系のメロハーを奏でてきたバンドです。
バンド名の読み方は。デビュー作のタイトル「Eight - Oh - Eight - Four」から、「エイティー・オー・エイティー・フォー」が正しいんでしょうね~。
8084は、1982年にチャーリー・ホーソーン(Key)、ランディ・スミス(Vo)、ゲイリー・スポルディング(Ds)らによって結成。アンドレ・マケラ(G)、フランク・バーンズ(B)が合流し、5人編成が完成しました。
80年代半ばにかけて、全米やカナダをサーキットしキャリアを重ね、1986年に拠点をニューハンプシャーに移動。ここで元ニューイングランドのドラマー、ハーシュ・ガードナーと知り合い、彼のプロデュースの下でリリースされたのが、前述のセルフタイトル作でした。
ヨーロッパでも評判呼びますが、北米ではカナダのモントリオールで開催された1万人規模のバンドコンテストに出場し優勝。CBS関連のマネジメントと契約を結んだことから、アルド・ノヴァをプロデューサーに迎え、カナダでのレコーディングが実現します。
ところが8割近く作業したところで法的な問題によってアメリカに戻り、ハーシュの協力を経て完成させたのが本セカンド作でした。デビュー作はハーシュの色合いが出たハーモニーとメロディに拘った作風でしたが、2作目はアルドらしいキラキラした近未来感のあるアレンジングを加味。スケールアップしたメジャー感に溢れる作品に仕上がりました。
今回ピックアップした「Too Late for Love」は、コーラスに彩られた哀感溢れる強いフックのサビメロが光る、オープニングを飾るに相応しい産業系メロディアス・ハード・ロック・チューンです!
アルドのプロデュース能力を最も感じられる1曲になっていますが、安定したエモーショナルな歌唱のランディを始め、8084自体の非凡なるポテンシャルも存分に溢れているのがわかりますね。
アルバムは評判を呼び、ウォレント、ブルーオイスター・カルトら有名バンド達ともステージを共にしましたが、中心人物のチャーリーの訃報によって失速。4人組で活動を続けるもランディも脱退し、メジャーシーンに躍り出ることはありませんでした。
8084は細々と活動を続け、40周年の2022年に1、2枚目をカップリングした『40Double D』をリリース。こうしてストリーミングでも聴くことができます。再評価するに相応しいバンドなので、80年代に思いを馳せて味わってほしいですね!
ぜひ、一度聴いてみてください!
