※これぞ80s!のイメージなヘア/グラム/LAメタル/R&R系を紹介していきます。
アメリカのハード・ロック・バンド、アレイキャット・スクラッチ(ALLEYCAT SCRATCH)が、1993年にリリースした1枚目のアルバム『Deadboys In Trash City』の2曲目に収録。
80年代に栄華を誇ったヘア/グラムメタル勢は、例え有名バンドであっても90年代のグランジムーブメントの到来とともにその多くが壊滅していったのは周知の通りのストーリーですね。
ストリーミングに多く(密かに)アップされている当時のバンドを聴いていると、90年代に入る少し前のタイミングに活動を開始したニューカマーの中で、可能性を秘めていたバンドこそとりわけ悲劇的状況だったと改めて痛感するわけですが、このアレイキャット・スクラッチはそんな典型的なバンドのひとつでした。
西海岸のサンフランシスコで結成された4人組、アレイキャット・スクラッチの結成は1988年。ライヴ活動などでキャリアを積んでいく中で正式音源にたどり着いたのは、悪夢のタイミングを跨いだ1993年。
勿論、メジャー契約できるはずもなく自主制作した音源ですが、サウンドプロダクションもメジャー勢とさして遜色なし。楽曲にしろメンバーのパフォーマンスにしろ、十分及第点を上げたくなる出来栄えですね~。
ジャケットのメンバーのアー写から、ヴィジュアルは若干クセ強めですけど、スリージーかつメロディもしっかり躍動した楽曲は、キャッチーでクセがなく聴きやすいのも良き。例えば、バンド名に入っている「キャット」から想起するファスター・プッシーキャットやポイズン、LAガンズをはじめとした、80sヘア/グラムメタルを彷彿としたサウンドを奏でてくれます。
今回ピックアップした「Take a Bite(Outta Me)」は、キャッチーなメロディとムードを放つハード・ロックンロール・チューンです!ンプルでわかりやすい曲調は、理屈抜きに楽しめるでしょう。昨今でもこうしたジャンルを標榜するバンドはいますけど、やはり80年代の空気の残り香を継承している分、サウンドの説得力が違うんですよね~。
バンドは何ら商業的な結果も得られずに1994年に解散。2006年に発掘系レーベルからアルバムが、当時の映像も含めたボーナス付きで再発され、2010年には未発表曲集『Last Call』もリリースされ、ストリーミング(現時点はSpotifyなしですが、、)で聴くことができます。
ぜひ、一度聴いてみてください!
