元エンジェル・ウィッチ(ex ANGEL WITCH)のベーシスト、ケヴィン・リドルズ(Kevin Riddles)が2025年7月4日に亡くなりました。68歳でした。
NWOBHMムーブメントを象徴するバンドのひとつ、エンジェル・ウィッチの創設メンバーとして活躍したケヴィン。昨年亡くなったポール・ディアノの時にも思いましたが、そんなに昔とは思えないNWOBHM期のアーティストの訃報が届くと、時の流れの早さを感じずにはいられません。
1976年に結成した前身バンドのルシファーを経て、エンジェル・ウィッチに改名した1978年にリドルズはバンドに加入。翌年には中心人物のケヴィン・ヘイボーン(Vo、G)、デイヴ・ホッグ(Ds)とともにトリオ編成の一角を担いました。そこから誕生したのが、NWOBHMを象徴する作品のひとつにしてデビューフルアルバム『Angel Witch』でしたね。
リドルズはベースに加えてキーボードのパートも担当し、初期エンジェル・ウィッチにおいて重要な役割を果たしました。サウンド面ではもちろんですが、個人的には当時のアーティスト写真のセンターにリドルズが写っていて、メンバー中でも背が高くとりわけ目立つ存在だった印象が強いですね。
わずか3年ほどで1981年にはエンジェル・ウィッチを脱退し、タイタンを結成。その後は目立った活動はなかったものの、近年にはエンジェル・ウィッチの名曲をバンド名に冠したバフォメットを結成。実際にエンジェル・ウィッチの楽曲を演奏していたようです。
表舞台での活躍は短くても、タイタンも含め歴史的な作品に携わってきたリドルズ。ヘヴィ・メタルの史に、その音源とともにその名は刻まれ続けるでしょう。今回はNWOBHM史上に残る不朽の名曲「Angel Witch」を聴きながら、ご冥福をお祈りしたい思います。
R.I.P. Kevin Riddles
