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【R.I.P.】オジー・オズボーン(Ozzy Osbourne)

ヘヴィ・メタル・シンガー、オジー・オズボーンOzzy Osbourneが、2025年7月22日、76歳で亡くなりました。

 

日本ではまだ朝の時間帯、信じられない訃報が飛び込んできましたね。。。一日たった今でも、その時に受けた不思議な感覚が残っています。世界中、そして日本中のヘヴィ・メタルファンの誰もが衝撃を受けたことでしょう。

 

世界中のファンは勿論、メタル系に限らない無数の著名アーティストたちから、その死を惜しむ声が届き、その輪は広がり続けています。そうしたコメントを目にするたびに、こんなにも多くのアーティストにオジーは影響を与え、誰からも愛されていたんだなあと改めて知らされました。

 

また、海外だけでなく、日本の大手メディアでもニュースとして大きく報じられ、オジーヘヴィ・メタル・シンガーという枠を超えて、いかに有名で偉大な存在だったのか、改めて実感させられましたね。

 

それにしても、7月5日のサバスとオジーの最後のライヴ『Back To The Beginning』からわずか2週間あまり、オジーはあのライヴを完遂するために、自らの寿命を察知しながらここまで生きながらえてきたのかもしれないと思うと、あまりにもドラマティック過ぎます。

椅子に座りながらも最後の力を振り絞るように、渾身のパフォーマンスを見せてくれたオジーの雄姿が今も脳裏に浮かんで離れません。眠い目をこすりながらあの生配信を見れて、本当に良かったと改めて思えます。

 

ジーの訃報は本当に受け入れがたい悲しい出来事ですが、500万人を超えるファンに最大級のお別れが出来たからこそ、それ以上に「今まで最高の音楽を届けて人生を豊かにしてくれて本当にありがとう!」という素直に感謝の気持ちが沸き上がってきました。

 

『Back To The Beginning』が生み出した約270億円という金額が、慈善団体に寄付されて大きな社会貢献を遂げたのも凄いことですよね。闇の帝王にして唯一無二のロックスター、オジーの生き様の凄さをまざまざと見せつけられた思いがします。

 

ジーの華々しい栄光のキャリアについては、今さら語るまでもないですが、70年代のブラック・サバスに始まり、80年代のソロ活動、90年代の引退宣言を経ての復活。2000年代には「オズボーンズ」でメタルシンガーの枠を超えた人気を獲得し、サバスの復活、ソロとしての活動継続と、永きに渡りシーンの第一線で活躍し続けました。

 

それだけにファンや年齢層によって、それぞれに思い入れのある時代は違うでしょう。80年代にメタルにのめり込んだ筆者は、80年代から90年代初頭にオジーが残した1枚目から6枚目までのアルバム、とりわけランディ時代の2枚は、やはり永遠に愛聴し続ける殿堂入りの作品であることは間違いありません。

 

追悼の1曲として、そんな『 Diary of a Madman』から「Tonight」の優しいメロディに包まれながら、世界中のメタルファンとともにオジーのご冥福をお祈りしたい思います。

 

R.I.P. Ozzy Osbourne

Tonight

Tonight

  • provided courtesy of iTunes

 

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