※生きる養分、大好物のメロハー曲を紹介していきます!
スウェーデンのメロディアス・ハード・ロック・バンド、マインドレス(MINDLESS)が、1989年にリリースした2枚目のアルバム『Missin' Pieces』の1曲目に収録。
前回のコラムで正統派スウェディッシュメタルのマインドレス・シナーをご紹介しましたが、彼らは2枚目のアルバムでマインドレスとバンド名義を変更。しかも音楽性もメロハーへと転向し、北欧メタルマニア(ごく一部でしょうけど)をざわつかせました。
デビューEP、1枚目のフルアルバムとぶれないトラディショナルなメタルを標榜していただけに、かなり驚きの変貌ですよね~。考えてみればヨーロッパが初期のメタルサウンドからメロハー、アリーナハードロックに発展して大成功を収めたり、少し前ではマーシフル・フェイトが転じて北欧メロハーのフェイトが生まれたり、そうした意外な転向例は結構散見されますよね。
マインドレス・シナーにしても、80年代のメタルバブルの中で、アンダーグラウンドに甘んじずに、少しでもシーンで浮上したい思惑もあったんでしょう。メンバーもほぼ変えずに、サウンドだけは180度変化させたアルバムをリリースしてきました。
ストリーミングでも聴ける本作ですが、曲の出来にバラつきがありますし、プロダクションやプレイの詰めの甘さなど、改善してほしい点が散見されるものの、意外なほどに80sの北欧メロハーらしいテイストが詰まっています。トリートやエイリアンをはじめ、「あの頃のサウンド」が好きなら楽しめる1枚でしょう。
今回ピックアップした「Heaven Will Know」は、アルバムのオープニングを飾るEPでも発表された、北欧テイストをほのかに漂わせた、透明感のあるメロディアス・ハード・ロック・チューンです!1曲目からこのしっとり感ですから、王道メタルを期待したマニアはずっこけたでしょうね(笑)。
ツインギター編成で鍵盤奏者がいないんですが、煌びやかなシンセとかでアレンジされていたら、全体がもっと良くなっていたはずなので、そこはちょっと残念な点でしょうか。ただし、シンガーのクリステル・ヨーランソンの歌唱が本作の方が良くて、声質もメロハーにマッチしています!
ぜひ、一度聴いてみてください!
