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【音楽コラム】ラッシュ、女性ドラマーのAnika Nillesと奇跡の活動再開!!

いやあ、昨深夜飛び込んできたニュースにびっくり仰天しました~。カナダの至宝、ラッシュのゲディ・リーとアレックス・ライフソンが「ラッシュとして」活動再開を宣言。来年7月から9月にかけて、マジソンスクエアガーデンを含む北米12回に渡る、11年ぶりのツアー敢行までアナウンスされましたね。

 

ここ数年、いろんな有名アーティストたちが引退し、中には復活するケースも少なくなかったものの、ラッシュだけは正直言って想像していませんでした。すでに10年以上前にツアーから引退。さらに2020年にトリオの一角にして重要メンバーのニール・パートが、惜しまれながらこの世を去ったのは周知のとおりです。

 

その後、ゲディやアレックスの様々な言動をみても、ニール抜きでラッシュの名のもとに再び活動する選択は、ありえないと考えているように受け止めていました。今後2人が一緒に音楽活動をしてラッシュの曲を演奏したとしても、違った形をとるのかと想像してました。

 

それでも、2022年にテイラー・ホーキンスのトリビュート・コンサートで久々に演奏したことが、きっかけのひとつになったようですね。何十年にも渡り、優れたラッシュの音楽を奏で生み出してきた感覚が、二人の中に甦ってきたんでしょう。

 

具体的にはアレックスからの働きかけに、同じような気持ちだったゲディが賛同して、再びラッシュという巨大な存在が動き始めたようですね。二人のコメント映像も公開されましたが、ラッシュとしての新しい展開を心底喜んでいるように見えます。

そして、ラッシュ復活となると、当然新ドラマーに注目が集まるんですが、北米ツアーには、ドイツの女性ドラマー、Anika Nilles(アニカ・ニールスになってますけど、ニルズやナイルズではない?カタカナ表記が固まっていませんね笑)の参加が発表されました!

 

正直、あまりよく知らなかったんですけど(汗)、慌てて調べてみると、アニカは1983年生まれの42歳、2010年代からYouTubeでの活動でそのドラミングが注目され始め、これまで数枚のシングルと2枚のフルアルバムをリリース。つい先ごろの9月には、3枚目のフルアルバム『False Truth』をリリースしています。

 

これまでにいろんなドラムアワードを受賞したり、Drumeoでも取り上げられたり、そのテクニカルで表現力のあるドラミングが高く評価されていますね。

 

実際にかのジェフ・ベックのツアーの参加経験もあり、ベックから評価されているというだけでも、どれほどの実力者か想像がつくでしょう。

 

アニカの音源や映像を色々駆け足で見て(同じようなラッシュファンが世界中にいたようですね笑)、驚いたのは、間違いなくラッシュのドラマーとして合う!ということでした。そのテクニックや美貌だけでなく、スタイルが良い意味でニールに似て非なる絶妙なバランスを持っているように思えました。

 

例えば、ドリーム・シアターのマイク・ポートノイがラッシュに参加したなら、十分にその代役を果たすでしょう。でも、ニールに影響を受けすぎて意外性がないというか、あくまでニールのコピーになりそうに思えるんですよね。

 

その点、アニカは自身ではフュージョン/ジャズ系のインストゥルメンタルを多くクリエイトしていますし、ニール直系でない分、新しい何かをラッシュにもたらしてくれそうな予感がします。現時点ではこのツアーだけの予定ですが、新しい音源制作に繋がる期待をしてよいのかも?しれません。

 

いずれにせよ、大物アーティスト復活というと、状況次第ではとかく「なんだ、引退したんじゃないんかい!」とネガティヴな感情を抱きがちですけど、今回のラッシュの復活は、ドラマーのセレクトの絶妙さやニールへのリスペクトも感じられ、その動向を注目、応援していきたいと思います!

 

今回はアニカのデビューアルバムからタイトル曲の「Plkalar」をピックアップしました!美麗なメロディの幻想的フュージョンチックな曲調の中で、表現力と技巧性の高いドラミングが堪能できます!

Pikalar (Video Version)

Pikalar (Video Version)

  • Anika Nilles
  • ポップ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

映像はこちら!

 

Apple Musicではこちらの映像も見ることができます!