アンルーリー・チャイルド、キング・コブラ(UNRULY CHILD、 KING COBRA )他のシンガー、マーシー・フリー(Marcie Free)が、2025年10月に亡くなりました。正確な日付は現時点で発表されていませんが、71歳でした。
メロディアスなハード・ロックを歌ってきた名シンガーの訃報が届いてしまいました。筆者はキング・コブラに始まり、アンルーリー・チャイルド、シグナル、そしてソロワークと、数多くの良盤を通じてマーシーの歌唱に魅了されてきました。
しなやかさとエモーショナルな力強さを合わせ放つ歌唱と歌声は、メロディアス・ハードの魅力を最大限に伝えられる、稀有な存在のシンガーだったと思います。本ブログでもその一部ですが、何度か取り上げていましたね。
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マーシーといえば、元々マーク・フリーとしてシンガーのキャリアを積んでいましたが、1993年にトランスジェンダーの女性であることを公表し、そのプライベートライフが音楽活動以上に話題になりました。
当時は現在ほど性転換への理解も成熟していなかったこともあるのでしょう、マーシーはカミングアウトした後に、音楽活動を続ける上で様々な困難を体験してきたようです。それでも、理解あるバンド仲間であるアンルーリー・チャイルドにおいて、近年でも変わらぬ素晴らしい歌唱を聴かせ続けてくれました。
今回の訃報に際して、80年代のキング・コブラでの盟友、カーマイン・アピスから追悼コメントが出ています。それによると、カーマインとはつい最近まで連絡を取り合う良い関係が続いていたようです。いかにマーシーのシンガーとしての才能を高く評価していたのかが伺えますね。
まだまだたくさんのメロディアスな楽曲を歌って欲しかったですが、マーシーが残した名歌唱の数々を、これからも聴き続けていきたいと思います。今回は追悼の1曲として前述のキング・コブラの楽曲から、マーシーのキャリアにおいて最も商業的に成功した1曲と言える爽快な産業ロック「Iron Eagle(Never Say Die)」を聴きながら、ご冥福をお祈りしたい思います。
R.I.P. Marcie Free
