※誰が聴いてもヘヴィ・メタル!な楽曲を紹介していきます!
アメリカのヘヴィ・メタル・バンド、 ディー・シー・ラクロイ(D.C. LACROIX)が、1986年にリリースした1枚目のアルバム『Crack of Doom』の11曲目に収録。
ちょっとカタカナ表記しづらいバンド名ですけど、発音記号からは「ラクロイ(もしくはラクロワ?)」ですかね?シアトル出身のディー・シー・ラクロイは、紅一点の女性シンガー兼ギターのシルヴィー・ラクロイをフィーチャーした80sのUSメタルバンドです。当時の日本盤未発売なのでメタルマニアご用達の存在でしょう。
1983年にシルヴィーが在籍したジェットゼンツというバンドが、リードギタリストを募集した際に出会ったダン”D.C.”クリストファーとともにシルヴィーが離脱。2人の名前を冠して結成されたのがディー・シー・ラクロイだったんですね。
その後、シアトルからカリフォルニアに活動の拠点を移して制作、リリースされたのが本デビュー作でした。ジャケット全面にど~んと写るそれなりに垢ぬけた4人のメンバーの雰囲気はサライヤ辺りを彷彿とさせ、80sのヘアメタル系の香りが漂います。
実際、普遍的なアメリカンハードタイプの楽曲もあるものの、全体には意外にも正統派のUSヘヴィメタルを踏襲しており、イメージ的には女性ボーカル中心という点でヘリオンやブラックレースといった辺りのバンドが近いでしょうね。
正直サウンドプロダクションはマイナー臭が漂い、楽曲のツメも甘いですけど、ところどころにオッ!と思わせるモノを秘めています。コケティッシュなルックスと歌唱力を兼ね備えたシルヴィーの魅力も含めて、メジャーで磨けばひょっとしたら浮上する可能性があったのかもしれません。
今回ピックアップしたアルバムタイトルを冠した「Crack of Doom」は、アルバム中随一のスピーディーなリフで押しまくる、疾走パワー・メタル・チューンです!どこかNWOBHMのようなムードも漂う古典的なメタルサウンドで、シルヴィーのパワフルな歌唱も冴えていますね。ダンのメロディックなギターワークも聴きどころでしょう。
1988年には2枚目のアルバム『Livin' By The Sword』をリリースしましたが、そのあとに、なぜかシルヴィーがギター専任になってシンガーが交代。1990年には解散してしまいました。
ぜひ、一度聴いてみてください!
