※CDじゃなくても、ストリーミングで聴ける新作をご紹介します!
アメリカのヘヴィ・メタル・バンド、 メガデス(MEGADETH)が、2026年1月2日、約3年5か月ぶり17枚目のニュー・アルバム『Megadeth』をリリースしました。
上半期メタルシーンの話題作のひとつ、メガデスのアルバムが登場しました~。ついにセルフタイトルを冠して「ラストアルバム」と銘打たれてますから、ファンならずとも注目が集まるのも当然でしょう。
約3か月前にアルバムからの先行曲「Tipping Point」がストリーミング解禁され、それからMVも含めて数曲が徐々に公開されていたので、何となく全体の雰囲気は伝わっていましたが、全曲数回リピしてみるとまた受け止め方も変わってきますね~。
今回は、どうしても「ラスト」という感傷バイアスがかかってしまうのは仕方ないところ。筆者も86年から聴き始めて40年経ったこともあり、そうした思いを抱いたんですが、これまでのメガデスを「意外にもあっさり目に総括(取り立てて最後だからと言って濃厚ではなく)」したアルバム、という印象を受けました。
もちろん、メガデスとデイム・ムステインにしかなし得ない、唯一無二の刻印がきっちりと押された作品と音像が貫かれていることは疑いなく、そのクオリティの高さは言うまでもありません。
今回が初クレジットとなるテーム・マントゥサーリ(G)の正確無比なシュレッドには惚れ惚れしますし、個人的に大好きなダーク・ヴェルヴューレン(Ds)のドラミングもキレッキレで、聴きごたえのあるフレーズが幾つも盛り込まれています。
ですが、「最終作」という肩に力の入ったマインドで聴くと、多少肩透かしを食らうかもしれませんね~。前作が原点回帰したようなムードと、ピリピリと張りつめた緊張感を漂わせた作風と楽曲が多かっただけに、それに比べると幾分劣ってしまう部分は否めないでしょう。
先行曲の多い前半は、比較的疾走感のある楽曲が並びますが、後半にかけてやや単調な楽曲がチラホラ見受けられ、そのまま終わってしまう聴後感の物足らなさも否めないところ。最後だけに原点完全回帰で疾走しまくるスラッシュを多少なりとも期待していたので(そうしたマニアも多いはず)、思いとのギャップゆえでしょうか。
とはいえ、90年代半ば以降も含めて全時代のメガデスが好き!という、熱心なファンであれば十分に満足できる内容でしょうし、ライブで披露されればまた印象はよくなるでしょうね。
さて、注目のボーナストラック「Ride the Lighting」の作者ムステインご本人によるカバーですが、、、正直可もなく不可もなく、予想の範疇といった仕上がり。個人的にはあの時代のジェイムズが歌い、メタリカが演奏してこそ、高い完成度に到達した楽曲であることを再認識させられました。
今回はアルバム7曲目の「Made to Kill」をピックアップしました!ミッドテンポの単調なムードから一転、突撃インテレクチュアルスラッシュになだれ込む展開は激熱!こういう曲で聴けるダークのドラミングは、ガル・サミュエルソンが乗り移ったかのようで痺れますね!
聴いてほしい度
85%
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