※誰が聴いてもヘヴィ・メタル!な楽曲を紹介していきます!
イギリスのヘヴィ・メタル・バンド、ブラインド・フューリー(BLIND FURY)が、1985年にリリースした1枚目のアルバム『Out of Reach』の1曲目に収録。
83年にニューキャッスルで結成されたブラインド・フューリーは、NWOBHMバンド、セイタンがメンバーチェンジに伴い改名したバンドとして知られています。セイタンは出世魚のごとくコロコロと名前を変えて、他にもパライア名義で作品を残していますよね。その辺りを細かく辿っていくのは、NWOBHMのマニアにとってはたまらない作業と言えるのでしょう。
ブラインド・フューリー自体は、セイタンからシンガーのブライアン・ロスが離れた後、元セイタンのシンガー、ルー・テイラーらに交代してバンドを立て直し、前述のように改名して活動を開始しました(なんだかややこしいですね笑)。
母体がセイタンだけに、そのサウンドもセイタンの流れを組む、トラディッショナルでNWOBHMらしさが香るヘヴィ・メタルを奏でています。時代がすでに80年代中期だけに、それなりにアップデートされているとはいえ、この時代にこの手のサウンドが聴けるのは貴重でした。
そういえば当時の日本盤はお馴染みFEMSレーベルからリリースされていましたね。セイタンの生まれ変わりとは当初はよくわからず、イギリスから新しいバンドが登場したように受け止めてました。
今回ピックアップした「Do It Loud」は、アルバムのオープニングに収められた疾走感溢れるNWOBHMらしさ溢れるヘヴィ・メタル・チューンです!多用されるツインリードが効果的で、ドラマティックさを演出してくれますね。
何より「Do It Loud!」のサビの部分は、思わずシンガロングしたくなりますね。個人的にはルーの声質からか、ヴァンデンバーグのバート・ヘリング辺りをなぜか思い出してしまいます。
Spofityではアルバム単体でアップされていますが、Apple Musicではとして、クオーツらとともに収録されたNWOBHMのコンピにこっそりアルバム丸ごと収録されています。
ぜひ、一度聴いてみてください!