※これぞ80s!のイメージなヘア/グラム/LAメタル/R&R系を紹介していきます。
アメリカのハード・ロック ・バンド、エクストリーム(EXTREME)が、1989年にリリースした1枚目のアルバム『Extreme』の6曲目に収録。
今回は、最新作『SIX』の発売にちなんで、エクストリームの楽曲を取り上げてみましょう。このブログで何曲かエクストリームはご紹介した気になっていたんですが、振り返って見ると、駄作の中の楽曲を取り上げる回だけでした。。
85年に結成されたエクストリームが、ボストンのハード・ロックシーンで80年代後半に頭角を現し、メジャーのA&Mと契約を交わして80年代も間もなく終わる頃にようやくリリースされたのが本デビュー作でした。
当時の日本の状況はというと、今やビッグネームである彼らから想像できないほど、本国での状況に比べて話題にならなかった感があります。あの頃は聴ききれないほどに数多毎月ヘア・メタル系が登場していたので、また似たようなバンドが出てきたのか〜という程度の認識になったのかもしれません。
あと個人的には、あの日本盤でのアイドルバンドの記念写真みたいなジャケ写(汗)にも萎えましたね(笑)。ゲイリーもまだ長髪でしたし女性ファンにもアピールしたかったんでしょうが、その割にはオビキャッチには「過激!」とか書いてるのが面白いです(笑)。
実際には同郷のエアロスミス、さらにはヴァン・ヘイレンあたりの影響を感じさせつつも、”ファンクメタル”風のテイストを加味した、のちのブレイクへの足がかりを築いたデビュー作とは思えぬクオリティの高いサウンドが展開されています。クイーンでお馴染み、MACKのプロデュースもハマって、分厚いコーラスワークが気持ちいいですね〜。
今回ピックアップした「Teacher's Pet」は、煌びやかな80sのムードと若々しいエナジーが迸るキャッチーなハード・ロック・チューンです!
3分程度の短い楽曲の中に、エディ・ヴァン・ヘイレンの影響を隠さないヌーノの気持ち良いリフとギターワーク、ゲイリーの卓越した歌唱、パット&ポールのファンキーなノリを醸し出すリズム隊と、典型的なエクストリームワールドが展開されています!歌詞の方は目をつむりましょう(笑)
ぜひ、一度聴いてみてください!