※これぞ80s!のイメージなヘア/グラム/LAメタル系を紹介していきます。
アメリカのハード・ロック・バンド、ジャッカル(JACKYL)が、1992年にリリースした1枚目のアルバム『Jackyl』の3曲目に収録。
ついつい別バンドの”JACKAL”とスペルミスしそうになる”JACKYL”は、ジョージア州出身の90年代から活躍を始めたバンドです。どっしりとしたスロー、ミッドテンポ中心に聴かせる、熱くも味わい深いハード・ロックンロールは、"サザンメタル”なんていう形容詞も見られます。
ヴォーカルの声質からAC/DCやガンズ・アンド・ローゼズ辺りがやはり想起されますけど、チェーンソーを使ったド派手なパフォーマンスなどバンドイメージもあってか、実際にはヘア・メタルにカテゴライズされることも多いですね〜。最近でもかつての80sヘアメタル系のバンドが集うフェスにラインナップされていました。
ジャッカルのデビュー作はメジャーのゲフィンからリリースされ、シングル、アルバムともグランジ全盛時代の全米チャートで比較的健闘しています。セールス的にもプラチナムを獲得してますので、時代に流されない普遍的な魅力のあるハード・ロックンロールを奏でたのが功を奏したのでしょう。それでも80年代後半に登場していたら、もっと注目される存在になったかもしれないですね。
今回ピックアップした「Down on Me」は、シングルとして全米メインロックチャートで10位を獲得した、ジャッカルの代表曲のひとつです!ゆったりとしたミッドテンポながら、心地よいグルーヴのあるリズムとヴァン・ヘイレン風のキャッチーなリフ、シンガロングできるフックのある軽快なサビが、絶妙にマッチした1曲に仕上がっています。
Apple MusicではMVも解禁されていますね。ジャッカルの作品のジャケットには、未成年に相応しくない”Parental Advisory”のロゴマークが貼られてますけど、このライヴ仕立てのMVでのステージセットの床一面が”Parental Advisory”のマークになってます(笑)。この痛快なシチュエーションで演奏するさまは、楽曲の雰囲気以上に80sヘアメタルの世界を想起させるでしょう!
MVはこちら!