※これぞ80s!のイメージなヘア/グラム/LAメタル/R&R系を紹介していきます。
アメリカのハード・ロック ・バンド、エブリー・マザーズ・ナイトメア(EVERY MOTHERS NIGHTMARE)が、1990年にリリースした1枚目のアルバム『Every Mother's Nightmare』の4曲目に収録。
南部テネシー州ナッシュビル出身のエブリー・マザーズ・ナイトメアは、80sのヘア/グラム・メタル系では、最後発の部類に入るバンドのひとつです。結成が87年で、メジャーのアリスタと契約し、デビューに漕ぎつけたのが90年代に入ってからですから、このバンドも80sメタルバブルの恩恵をギリギリ受けられなかった典型的なパターンですね。。
デビュー作、93年リリースの次作と、メジャーらしく本国では当時の重要プロモーションだったMTVヘッドバンガーズボールでもMVが流れたようですが、正直あまりこのバンドの印象が残っていないのは、2作とも日本盤が出てなかったんですね~。勝手に日本盤化されてたような?と勘違いしていました。
同系統のバンドが飽和状態のシーンでしたから、当時の日本のレーベルも全部をカヴァーしきれなかったんでしょう。デビュー作はモトリーやガンズの要素をちょいちょい摘まんでそれ風に仕上げました感がアリアリですし、2枚目はそこにオルタナ・グランジの要素を加味しつつも、ヘアメタル風味の残り香漂う中途半端さが、仇となったんでしょうか。。
なんて色々書いてますけど、メジャー感は十分にあり、日本盤が出るべきだったクオリティなのは間違いなく、今の時代に聴けば十分に楽しめますね~。今回ピックアップした「Walls Come Down」は、モトリーっぽい豪快なサウンドメイキングが光る、MVも作られた、ハード・ロック・チューンです!
ノリの良いシャッフルビートのリフは問答無用に楽しいですし、最後アップテンポになる展開もクールですね!リックの声質がヴィンス・ニールっぽいので、モトリーを連想するのかもしれません。
MVはApple Musicで楽しめます。ライヴシーンとおねーちゃんのみで構成された(笑)80s臭全開のバカっぽい映像も最高です。ギタリストがテレキャスターを使ってるのが唯一南部っぽいかも?
ぜひ、一度聴いてみてください!
MVはこちら!