※誰が聴いてもヘヴィ・メタル!な楽曲を紹介していきます!
イギリスのヘヴィ・メタル・バンド、ジューダス・プリースト(JUDAS PRIEST)が、1977年にリリースした3枚目のアルバム『Sin After Sin』の1曲目に収録。
発売されたばかりの最新アルバム『Invincible Shield』にちなんで、今週はジューダスのアルバムから、これまで紹介してこなかった70年代のアルバムの楽曲を中心に、1曲ずつ選んでいきたいと思います!
現時点ですが、ストリーミングでデビュー作『Rocka Rolla』と2枚目『Sad Wings of Destiny』が解禁されておらず、、、本作『Sin After Sin』が一番古い作品になりますので、まずはこちらからいってみましょう〜。
さて、レビューの中で、取り上げたタイトル曲「Invincible Shield」のMVが本日公開されました。グレンの元気そうな姿も見えるのは嬉しいですし、生々しさが伝わってくるライヴ仕立てなのが何ともいい感じです〜。
昨日も言及しましたけど、この楽曲「Invincible Shield」のヴァース部分で引用されているのが、本日ピックアップした名曲「Sinner」のサビ前のヴァース部分ですよね。印象に残るコード進行とロブのハーモニーが織りなすエッセンスを、巧みに現代の楽曲に盛り込んでいたのには、思わずニヤリとさせられました。
筆者もそうなんですけど、日本のメタルファンなら、どうしても空耳アワーの「母さんがいう♪こうゆうパーマは変だと♪」という有名ネタを思い出してしまいますが(笑)、それもひっくるめて、数あるプリーストの名曲の中でも親しまれているのは周知の通りです。
『Sin After Sin』自体は、初期2作からよりヘヴィ・メタルへとシフトしつつある過渡期のアルバムで、現代のメタル路線につながる出発点と位置付けられるでしょうが、ツインバスドラムをフィーチャーした音作りを本格的に導入した点は、プリーストサウンドを変革させる上での大きな成果と言えるでしょうね。
プロデューサーのロジャー・グローヴァーの手腕に加え、その原動力となったのが、本作のみに参加した名手サイモン・フィリップスの存在であるのは間違いないですよね。テクニカルかつタイトなドラミングとドラムチューニングでビシッと決めるサイモンの活躍は、プリーストをメタルバンドとして覚醒させる起爆剤になったのは間違いありません。
そんなプリースト史上でも重要なアルバムのオープニングを飾る象徴的な楽曲として、これからも愛され聴かれていくことでしょう。前述の「Invincible Shield」と続けて比較してみるのも面白いですね!
ぜひ、一度聴いてみてください!