※誰が聴いてもヘヴィ・メタル!な楽曲を紹介していきます!
イギリスのヘヴィ・メタル・バンド、ジューダス・プリースト(JUDAS PRIEST)が、1979年にリリースしたライヴアルバム『Priest in the East』の1曲目に収録。
発売されたばかりの最新アルバム『Invincible Shield』にちなんで、今週はジューダスのアルバムから、これまで紹介してこなかった70年代のアルバムの楽曲を中心に、1曲ずつ選んでいきたいと思います!
ストリーミングで聴ける一番古いアルバム順に取り上げてきましたが、『Killing Machine』に続いて初のライヴ盤として登場したのが本作でした。個人的にはこの辺りからリアルタイムで色々と記憶に残っています。
当時ミュージック・ライフをミーハー、アイドル版にしたような「ロック・ショウ」という雑誌がありましたけど、そこになぜかプリーストが掲載されてまして、ライヴとかアーティスト写真に、金髪のKKが可愛い(ハート)みたいな(笑)、謎のコメントが躍っていたのが妙に印象的でしたね~。
”メタル・ゴッズ”になった今では考えられないですが、日本では女性の洋楽ロックファンから、そういう視点でも見られていたんでしょう。そんな記事を先に読んで聴いたもんですから、この日本でのライヴ盤をはじめ、実際の音に触れた時のギャップは相当なものでした。
ギャップといえば、先日『Stained Class』の時にも言及したんですが、とりわけ今回ピックアップした「Exciter」における、ライヴヴァージョンとスタジオヴァージョンの違いたるや驚かされましたね。
楽曲に内包されたポテンシャルが、ライヴでの生々しい音像のもとで一気に爆発していて、その疾走感、パワー、劇的なメロディが、格段の迫力を増して押し寄せてきます。プリーストが生粋のライヴアクトであり、ライヴこそがヘヴィ・メタルの真髄である事実も教えてくれましたね。
他の収録曲も押しなべて魅力が付加されており、今の時代では作り得ない、真に作品としてリリースするに相応しい名ライヴ盤といえるでしょうね。ジャケットの写真の構図も、いつみてもカッコいいですよね〜。
ライヴ当日にロブがホテルでノドを痛め、コンディションが思わしくなく、後日差し替えたという逸話は有名ですけど、ライヴ盤って音を差し替えることもあるんだ~、という事実を知った初めての作品かも?しれません(笑)。
ぜひ、改めて一度聴いてみてください!