※誰が聴いてもヘヴィ・メタル!な楽曲を紹介していきます!
アメリカのヘヴィ・メタル・バンド、 NZM(エヌ・ジー・エム)が、2014年にリリースした1枚目のアルバム『Eternal Fire』の5曲目に収録。
HM/HRシーンで最も大変そうな仕事のひとつといえば、、イングヴェイ・マルムスティーンのサポートメンバーでしょう(笑)。何度かライヴを観に行ってますけど、ステージ袖のギターテクにも「クビ!」みたいなポーズしてましたし(汗)、一緒に演奏する方はもっと大変でしょうね。
確か90年代の『Eclipse』ツアーのとき、シンガーのヨラン・エドマンのマイクスタンドを蹴倒してたのがいまだに印象的で(笑)、メンバーチェンジの回数も天文学的ですし(笑)、もし上手く演奏できてもステージをご一緒したくないなあ。。
独裁主義を一層貫くイングヴェイのバックをサポートする現行メンバーが誰か、もはや意識する人も減ったでしょうけど、中でも比較的長く在籍しているのが、キーボードとシンガーを兼任するセルビア出身のニック・マリノです。
2000年代にもキーボードのみで一時期サポートしてましたが、2013年のラウドパークではシンガーも兼任。あのマーシャルの壁が9割(笑)のステージセットの恐ろしく端の方で、懸命にお仕事を続ける姿には哀愁すら漂ってました。年々ステージでのスペースが狭くなって、最新ライヴでは思わず「狭っ!!」(笑)叫びたくなるほどの場所で頑張って演奏してますよ。
そんなニックですが、イングヴェイのファンなら良くご存じでしょうが、自身のバンドをやってるんですね~。アメリカの南フロリダをベースとする、その名もNZM、しかも音楽性はネオクラシカル・メタルそのもので、ニックは、シンガーとキーボードを務めています。
イングヴェイの劣化版かい、、と思いきや、いやいやこれが中々良い!強烈なパワーとメロディを伴った正統なるネオクラで、個人的には、今のイングヴェイより個人的には全然好みですよ(笑)。アルバム4枚を出してますけど、いずれも及第点を上げられる出来で、日本盤化されてもおかしくないほど。
ボーカルパフォーマンスは、明らかにこちらの方が本気モードなので(汗)、イングヴェイへの当てつけなんでしょうか。聴いたら怒りそうですけど、絶対に興味ないから聞いてないでしょう(笑)。
今回はデビュー作からピックアップした「The Land Of The Rising Sun」は、疾走感のある典型的なネオクラシカル・メタル・チューンです!ニック渾身のパフォーマンスも激アツですけど、このアルバムで弾いているチリのネオクラ系ギタリスト、ギレルモ・オリヴァレスとの相性も抜群ですね~。
これだけの才能を秘めたニックですから、御大の元を離れても十分にシーンで活躍できるかも?12月の来日で応援してあげましょう(笑)
ぜひ、一度聴いてみてください!