※誰が聴いてもヘヴィ・メタル!な楽曲を紹介していきます!
アメリカのヘヴィ・メタル・バンド、エージェント・スティール(AGENT STEEL)が、2024年にリリースしたライヴアルバム『Mad Locust Rising (Live At Hammersmith Odeon)』の5曲目に収録。
総帥ジョン・サイリース率いる80sスピード・メタラー、エージェント・スティールの懐かしの音源と映像がセットで、突如再発されましたのでご紹介しましょう〜。2024年にまさかこんな作品が再発されるとは思わずびっくりですよ。
近年イギリスのチェリーレッドがメタル系の再発も地道にやってますけど、これもそんなひとつですね。1987年にイギリス・ハマースミスオデオンで、ニュークリア・アソルト、オンスロート、アトムクラフトらと共演した際のライヴ音源&映像になっています。有名な会場で筆者も行ったことあるんですが、3000キャパとは思えないほど意外とこじんまりとしていて、臨場感が味わえた印象があります。
元々このライヴ映像は、1989年にホームビデオで発売されて、その後DVDになった時に買ったんですけど、同音源とはいえCDがセットされたのは今回が初。エージェント・スティール好きとしてはついつい手が出てしまいますね〜。ジャケットが今時のブートレッグでも、もう少しマシだろというチープレベルですけど(汗)、CDになったことでストリーミングでも今回解禁されました。
全9曲収録ですが、1987年といえば2枚目のフル作『Unstoppable Force』リリース後のタイミングですので、そこから4曲、1枚目の『Skeptics Apocalypse』から2曲、その他、EP、カバー、ボーナスで、代表曲が抜けてるのは致命的ですね。。加えて、ちょうどバンドとしてはジョン・サイリースの1党政治で崩壊寸前の頃。ジェイムズ・マーフィー(G)ら、凄腕の演奏は相当なものですけど、正直リハ不足も露呈してます。
とはいえ、全盛期の凄まじすぎるサイリースの超音波ハイトーンといい、サイリース以外がオレンジのつなぎ(宇宙船の乗組員風)を着てのパフォーマンスといい正真正銘レアなライヴ映像で歴史的価値は相当なものでしょう!
今回ピックアップした「Mad Locust Rising」は、バンド史上1、2を争う疾走感を味わえる「これぞスピード・メタル」というべき、最強レベルのメタル・チューンです!ライヴ音源だとさらにスリリングさを増していますね。この時代に生で味わいたかったなあ〜。
エージェント・スティールの名作群はSpotifyのみ解禁なので、またちかじか紹介していきたいですね!
ぜひ、一度聴いてみてください!
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