※CDじゃなくても、ストリーミングで聴ける新作をご紹介します!
2024年12月6日、イギリスのメロディアス・ハード・ロック・バンド、パウエル・ペイン(Powell-Payne)が、1枚目のアルバム『Voila』をリリースしました。
フロンティアーズ関連以外のメロハーが意外にも豊作で、先月はまとめてレビューしていきましたが、本家フロンティアーズからも注目作が出てきましたので、今回はご紹介しましょう~。
この英国ウェールズから登場したパウエル・ペインはその名の通り、2人の中心人物を名前を組み合わせたアーティスト名ですが、アーティスト写真には4人が写り、デュオではなく一応バンドとしての打ち出しになっていますね。
中心になるのは元サイコ・キッスのドラマーのマーク・パウエル(誰??)と、エアレースのシンガーのアダム・ペイン(近年のエアレースですね、、)という、なかなかに渋い組み合わせ。そこにエイダン・ワトキンス(G)、アレックス・アンダーソン(B)が加わり、バンドとして活動を開始しました。
これがフロンティアーズの目に留まり、先行でのデジタルシングルを経て、今回フル作完成と相成ったんですね。フロンティアーズらしい、有名ミュージシャンを掛け合わせました系の作られたバンドでもなく、さしたる期待もせずにポチっとストリーミングの再生ボタンを押してみたんですが、、これがなかなかのクオリティじゃないですか~。
前半から中盤にかけては、メロディのフックも十分で爽快なメロディアス・ハードが次々と飛び出し飽きさせません。歪み度が意外と高めなざらついたディストーションギターがフィーチャーされていて、エッジがしっかり効いており、パウエルのドラムもタイトで、ハード・ロックのダイナミズムを感じさせるのもいいですね~。
クセのない声質を持つペインのボーカルは安定しており、コーラスワークも効果的につかいつつ、メロディラインを的確に歌っています。いつもフロンティアーズもので苦言を呈している音圧高過ぎな過剰プロダクションではなく、適度にモダンで聴きやすい音像も嬉しいところ。
イギリスのバンドゆえか、ジャケットのデザインも含めて、何となくエスケイプミュージックっぽいのが面白いですよね(笑)。まあ前半だけなら聞いてほしい度85点超えかも?と思ったんですが、後半が失速して、バラードも含めて落ち着きすぎた感がある校正が謎でした。楽曲自体は悪くないんですが、前半の勢いでバラードは1,2曲に抑えて1枚作れば、かなりの良盤になった気がします。
とはいえ、ニューカマーとしては全くのノーマークで、掘り出しもの的なバンドなので、メロハー好きなら間違いなく一聴の価値ありでしょう。ライヴなども含めてコンスタントに活動を続けてほしいですね。
今回はアルバム6曲目に収められた「Girl Like You」をピックアップしました!わかりやすいギターリフに導かれて、爽快で快活なムードを放つ、勢いに満ちたメロハーワールドを堪能できるでしょう!
聴いてほしい度
85%
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