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【楽曲紹介】BOWWOW(バウワウ)「Fallen Angel」

※80年代中心にハマりまくったジャパメタあれこれを紹介していきます!

 

日本のハード・ロック・バンド、BOWWOW(バウワウ)が、2005年にリリースした、再結成後では6作目となるアルバム『Era』の1曲目に収録。

 

70年代からのオリジナル”BOWWOW(バウワウ)”、改名しての”VOW WOW(ヴァウワウ)”、山本恭司と新メンバーによる新生BOWWOWと続き、98年からは再度オリジナルメンバーを中心としたBOWWOWが始動しました。今回紹介するのは、その時期の音源となります。

 

「B」時代にはギターオリエンテッドな伝統的HM/HRを、「V」時代にはキーボード奏者を迎え、メロディアスで洋楽ライクなHM/HRを追求してきましたが、山本恭司の中で、そうした音楽性はやり尽くした思いはあったでしょう。

 

この再始動したBOWWOWでは、編成が同じだけに70年代〜80年代当時の雰囲気も、やはり感じられます。けれどもそれ以上に、自身のルーツに立ち返り、その豊富なキャリアを滲ませながら、ブルージーでエモーショナルなテイストに根付いた、ハード・ロックを披露しています。

 

アーティストが表現したい音楽性の変化は理解できるものの、僕のようにかつての「B」や「V」が好きだったファンは、よりメタル度高めでメロディアスなBOWWOWを聴きたい!と思うのが本音でしょう。その意味で、中々手が出しずらかったこの時期の作品も、ストリーミングなら臆せずチェックできます。

 

今回ピックアップした「Fallen Angel」は、まさにオールドファンが望む方向性にフィットする貴重な楽曲。ストレートで典型的なメタルリフと、覚えやすいキャッチーかつ哀愁を帯びたメロディで構成されています。

 

面白いのが「B」の編成でありながら、「V」のテイストを感じるところ。中間部のギターの掛け合いソロは、一方をキーボードに置き換えると、かつての山本恭司と厚見麗衣の掛け合いのように聴こえますし、キーを変えて人見元基が歌えば、まんまVOW WOW時代の楽曲になりそう!そんな、妄想や脳内補完をしながら聴くと、一層楽しむことができるはずです。

 

ぜひ、一度聴いてみてください!

Fallen Angel

Fallen Angel

  • provided courtesy of iTunes