※80年代中心にハマりまくったジャパメタあれこれを紹介していきます！
日本のハード・ロック・バンド、 BOWWOW（バウワウ）が、BOWWOW（バウワウ）＆ E.Projectとして1980年にリリースしたアルバム『組曲Xボンバー』の1曲目に収録。
アニメとHM/HRとの親和性の高さはいうまでもなく、無数のコラボレーションがなされてきましたけど、ちょっとレアな”特撮人形劇”とのコラボを行ったのがBOWWOWでした。このXボンバーという特撮作品自体は全く詳しくないんですけど、イギリスでも英語版が放送され、「スターフリート」のタイトルがつけられてます。
この作品の大ファンだったのが、かのブライアン・メイの息子さんで、親バカのブライアンがエディ・ヴァン・ヘイレンらを集めてジャムって、新たな主題歌をレコーディング。83年に企画作品『無敵艦隊スターフリート』としてリリースしたのは有名な話ですね。
そのブライアンを大好きな山本恭司が、先に日本版のテーマ曲を担当していたのも、何かの縁のようで興味深いですね。この時期のバウワウといえば、ハード・ロック路線から逸脱し迷走を重ね、『HARD DOG』でメタル路線に回帰する直前という狭間の時期ですから、方向性の模索のひとつとしてこうしたチャレンジもなされたのでしょう。
当時のアルバムのオビには、「No.1ロックグループ バウワウ＋No.1シンセサイザーチーム E・プロジェクトによる一大スペース・ロック・オペラ！！」と書かれており、劇中音楽ですから当然インスト中心となっています。
音作りやアレンジなどが時代を感じさせる薄さなのは正直否めませんけど、いかにもBOWWOWらしいハードなロックテイストと、シンセアレンジが織りなすサウンドは貴重で、ジャパメタ好きなら楽しめるでしょう。
今回ピックアップした「ソルジャー・イン・ザ・スペース」は、Ｘボンバーの主題歌となるハード・ロック・チューンです！オリジナルの表記に沿ってカタカナにしてみました。BOWWOWらしさを存分にアピールしつつも、勇壮なメロディやコーラスの重ね方など、SF特撮人形劇のテーマに相応しいテイストを醸し出しているのは流石ですね～。
BOWWOW35周年時に初CD化したものの、すでに貴重盤になっているようですが、ストリーミングで全編聴くことができます。
ぜひ、一度聴いてみてください！
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