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【楽曲紹介】 山本恭司「Dog Fight」

※80年代中心にハマりまくったジャパメタあれこれを紹介していきます!

 

日本のヘヴィ・メタル / ハード・ロック・ギタリストの山本恭司が、1980年にリリースした1枚目のソロアルバム『Horizon』の4曲目に収録。

 

以前、NWOBHMバンドをバックにしたイギリス録音の2枚目をご紹介しましたが、今回はもう少し遡ってみましょう〜。

80年代初頭、ラウドネスのデビュー前にソロアルバムをリリースできる日本のHM/HRギタリストといえば、山本恭司をおいていませんでした。勿論、ソロで人気を博したCharあたりもハード・ロック的な要素はしっかりありましたけど、純粋にHM/HRという観点ではジャパメタシーンにおけるピンで成り立つギタリストの先駆的存在と言えますよね。

 

そんな記念すべき初のソロギター作ということで、卓越したテクニック、唯一無二の表現力、多彩な方向性の楽曲がぎっしり収められています。山本がレコーディングで使った機材リストが各楽曲ごとでライナーノーツに記されるなど、ギタリストとしてのこだわりが徹底して感じられますね〜。

 

今回ピックアップした「Dog Fight」は、山本のハードで表情豊かなギタープレイを核に、緊張感漲るインタープレイの応酬が光る、ジャパメタ屈指のインスト・チューンです!3分に満たない短い楽曲ながら、山本のソロでも人気曲で長くライヴでプレイされていますね。

 

バックを務めるのがホーン集団スペクトラムのベーシストである渡辺直樹とドラマーの岡本敦男です。畑違いジャンルのプレイヤー ながら、実にテクニカルかつタイトなプレイで山本に食らいつくように応戦しており、かなり聴き応えがあります。

 

この曲で思い出すのが、80年代にNHK 教育TVで放映された「ベストサウンド」に、山本が出演した際に披露されたスタジオライヴです。キーボーディストの難波弘之やドラムのそうる透らと繰り広げたインタープレイは音源以上のど迫力で、ちょうどVOW WOWの活動が波に乗った頃の山本のパフォーマンスは神がかってましたね〜。YouTubeで検索するとちゃんと観れたりします!

 

ちなみに『Horizon』はSpotifyのみ解禁で、Apple Musicはベスト作の『Guitar Man』で聴くことができます。

 

ぜひ、一度聴いてみてください!

DOG FIGHT

DOG FIGHT

  • 山本 恭司
  • ロック
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes