※誰が聴いてもヘヴィ・メタル!な楽曲を紹介していきます!
イギリスのヘヴィ・メタル・バンド、グリム・リーパー(GRIM REAPER)が、1987年にリリースした3枚目のアルバム『Rock You to Hell』の1曲目に収録。
NWOBHM(ニュー・ウェイヴ・オブ・ブリティッシュ・ヘヴィ・メタル)ムーブメントの末期に登場したグリム・リーパー。彼らといえば、巨漢の実力派ヴォーカリスト、スティーヴ・グリメットをまずは想起するでしょう。
ひと目見て忘れられない圧倒的な存在感と、脳天に突き抜けるようなハイトーンヴォイスは、他の正統派メタルバンドにはない個性を放散していました。
イギリスのバンドでありながら、デビュー時に全米でのディストリビューションを獲得したことで、早い段階から全米マーケットにも着実に進出していたのは、興味深いことですね。
順調に全米での認知度も高まる中で発表された『Rock You to Hell』は、メジャーレーベルのRCAと契約しての第一弾作品。プロデュースは、LOUDNESSでお馴染みのマックス・ノーマンが担当しています。
完璧主義者のマックスらしく、硬質でクリアなプロダクションは、なるほど前作とは見違えるほどにクリアで質が高いですね。グリム・リーパーのメンバーも、ラウドネスがマックスとのレコーディング時に味わったような、試練を浴びたのかも?しれません。
今回ピックアップした「Rock You to Hell」は、彼らの代表曲で、タイトルのシンガロング&ヘッドバンギング誘発不可避のメタルチューン!ここまで正統派のメタルでありながら、むしろキャッチーと言える仕上がりの楽曲は、案外珍しいのではないでしょうか。
そういえば、当時全米で大量にオンエアされたPVに、日本のEZOのメンバーが、囚人役でゲスト出演したのも思い出されますね。
現時点で、ベスト盤はストリーミングで楽しめるのですが、オリジナルアルバムはアップされていないので、こちらも早く実現することを願います!
ぜひ、一度聴いてみてください!
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