※誰が聴いてもヘヴィ・メタル!な楽曲を紹介していきます!
イギリスのヘヴィ・メタル・バンド、ジューダス・プリースト(JUDAS PRIEST)が、1981年にリリースした7枚目のアルバム『Point of Entry』の3曲目に収録。
50周年記念アルバムが発売されたタイミングにちなんで、今週は個人的にリアルタイムで聴いてきた80年代以降のジューダスのアルバムから、有名曲以外を1曲ずつ選んでいこうと思います!『British Steel』から、すでに先日「Steeler」をセレクトしてみました。
NWOBHMの波を先輩格として先導するように、究極のブリティッシュ・メタルの聖典を作り上げたジューダスが、いよいよ本格的にアメリカ進出を標榜して作られたのが『Point of Entry』でしたね。
アメリカの広大な大地を想起させる、地平線に向かって伸びる道がシンプルに描かれたジャケは、これまでのイメージを覆すものでした。サウンドの方もジャケのイメージ通り、従来の方向性とは打って変わって、ミッドテンポでシンプルなHM/HRを中心に構成されていました。
洋楽誌あたりのレビューも微妙なものだったと記憶しています。そのせいで聴く前は躊躇していたんですが、当時ラジオでオンエアされた楽曲を聴いてイメージが変わりました。それが今回ピックアップした「Hot Rock'in」です!
典型的なジューダスらしいリフを核に据えたアップテンポでノリの良いヘヴィ・メタル・チューンで、少なくともこの曲に関しては、前作のイメージといささかも変わらないことに、ホッと胸をなでおろした記憶があります。
まあ、実際にアルバムをフルで聴いてみると、ちょっと肩透かしを食らった楽曲が幾つかあったのも事実なんですが、いかにもアメリカではライヴで受けそうな作風ですし、結果として全米では2作続けてTOP40入りを確保しました。次作での全米でブレイクする足がかりを作った意味では、ジューダスの歴史上大きな価値のある作品と言えるでしょう。
ファンの間ではよく知られる伝説のトンデモMVも、ストリーミングにアップされていますね。メンバーの筋トレ姿やサウナでの意味不明な演技(笑)は、今でも必見です!
ぜひ、一度聴いてみてください!
MVはこちら!
CDはこちら