※誰が聴いてもヘヴィ・メタル!な楽曲を紹介していきます!
アメリカのヘヴィ・メタル・バンド、クリムゾン・グローリー(CRIMSON GLORY)が、1986年にリリースした1枚目のアルバム『Crimson Glory』の1曲目に収録。
正統派メタル括りでは、本来いの一番に紹介したかったぐらいのクリムゾン・グローリー。不朽の名盤である肝心の本デビュー作が、ストリーミングではSpotifyのみの解禁でしたので、まだいいかなあと考えてました。ところが、最近になって遂にApple Musicでもめでたく解禁!されたので、今回は満を持していってみましょう~。
情報が少なかった80年代は、今と違い専門誌のレビューの点数に新譜の購買が左右されるケースも多かったですが、このクリムゾン・グローリーのデビュー作はまさに異例の高得点レビューから評判を呼んだ1枚ですね~。
レビューでやたらとべた褒めでも、聴いてみて期待外れなこともしばしばありましたけど、クリムゾン・グローリーの場合は、実際にレコード店で購入したFEMSレーベルの日本盤LPを全編聴いてみて、なるほど凄いニューカマーが現れたなあと、レビューに納得した記憶があります。
アルバムの裏ジャケに写るメンバーの、シルバーの仮面を被ったこけおどし感満点のルックスには賛否があったかもしれません。それでもジューダス・プリースト+クイーンズライクと評されたドラマティックな正統派ヘヴィ・メタルは、こけおどしの欠片もない本格的なもので、ニューカマーとは思えぬ楽曲の質の異常な高さ、そして超絶なハイトーンボイスを操るミッドナイトの歌唱には驚かされました。
今回ピックアップした「Valhalla」は、彼らへの高い評価をまさに決定づけた、劇的なオープニングを飾る真性ヘヴィ・メタル・チューンです!堂々としたミッドテンポのヘヴィなリズムと美しいツインギターの乱舞、そして威風堂々としたミッドナイトのヴォーカルと、すでに貫禄すら感じさせるパフォーマンスによる名曲に仕上がっています。
1点残念なのが、ストリーミングでは曲順が入れ替わったヴァージョンなので、「Valhalla」は3曲目になってますね。。全曲最高なんでいいんですけど、やっぱりオリジナルのトラックリストがしっくりくるので、並べ替えて聴いてます(笑)。
それにしてもこの名作の音像をイメージして臨んだ初来日公演の出来は、なんであんなにしょぼかったんでしょうか。。。いまだに不思議でなりません。。
ぜひ、一度聴いてみてください!