※生きる養分、大好物のメロハー曲を紹介していきます!
カナダのメロディアス・ハード・ロック・バンド、ヘイワイヤー(HAYWIRE)が、1987年にリリースした2枚目のアルバム『Don't Just Stand There』の6曲目に収録。
81年に東海岸のプリンスエドワード島で結成されたヘイワイヤーは、84年に国内のコンテストで優勝すると、初音源となる自主EPをリリース。さらに85年のコンテストでも優勝するや、今度は国内レーベルのアティックレコーズとの契約をゲットし、デビュー作のリリースに漕ぎつけます。
コンテストを通じてその高い実力が認められてきた通り、デビューから国内でプラチナムとTOP40を獲得するなど一定の成功を収め、さらにとんとん拍子で翌年リリースされたのが本作ですね。
キャッチーでポップ、広く大衆にアピールするメロディアスなロックの魅力はそのままに、よりタイトでハードエッジなテイストも増量し、最高傑作と呼べる内容に仕上げています。ソングライティング能力の高さは、ヘイワイヤーの最もセールスポイントになるところでしょう。
国内コンテストのみならず、今度は本作収録曲「Dance Disire」を引っ提げ、日本で行われたヤマハ主催の「世界歌謡祭」にカナダ代表として出場。最優秀な楽曲に贈られる金賞まで見事受賞しました。栄冠に輝いたのは納得とはいえ、他にも良曲が多く、今回は迷いつつも、、「Hard Reaction」をピックアップしました!
淡々と進行していくAメロから少しずつ盛り上がり、一気にフックの強い哀愁あるサビに突入していく展開が最高ですね!ハード・ロックとしてのエッジも十分ですし、カナディアン・メロハー(勝手に言ってます笑)の底力を感じさせる佳曲と言えるでしょう。
バンドの評判はシーンに知れ渡り、かのドグ・マギーやQプライムがマネジメント契約を試みたり、メジャーのクリサリスがレコード契約を持ち掛けたりしたにも関わらず、アティックとの契約が足かせとなり実現せず。。3枚目はTNTでお馴染みの名手ビヨン・ネッソーを起用した割には、サウンドも楽曲もパッとしないままに終わってしまいました。
ヘイワイヤーは今も元気に活動を続けていますが、もしもあの時、アメリカの大手マネジメントやメジャーレコード会社と契約できていたなら、そのポテンシャルの高さから、全米でも大きなな存在になっていたように思えてなりません!
ぜひ、一度聴いてみてください!