※生きる養分、大好物のメロハー曲を紹介していきます！
スウェーデンのメロディアス・ハード・ロック ・バンド、ネスター（NESTOR）が、2021年にリリースした1枚目のアルバム『Kids In a Ghost Town』の4曲目に収録。
メロハー系のニューカマーとしては、ここ数年で最も注目されたバンドのひとつと言えるネスター。今更感がありますけど、来月に待望の新作がリリース予定とのことで、サクッとおさらいしておきましょう〜。
突然に現れた新星に見えたファルショーピング出身のネスターでしたが、そのバンド史は1989年にまで遡ります。当時はプログレッシヴなロックを標榜していたようですが、活動を続ける中で1993年にはとあるコンテストでの優勝を獲得。
同年に4曲入りのセルフタイトルのEPをリリースしていますね。ここでもすでに80sライクでメロディアスな音楽性も感じられるものの、よりテクニカルなアプローチが見受けられます。3年後の1996年にも「Insane」とタイトルされた5曲入りEPも確認されますが、バンドは活動休止に入ってしまいます。
その間、トビアス・グスタフソン（Vo)はドイツに移住、イッチクーというスウェディッシュ・ポップ・デュオで活動したり、音楽活動を離れるメンバーもいたり、各人の人生を送っていました。
ところが、2017年にネスターを再結成させて、バンド自身がアバター出演したゲーム「Cities, Skylines」のサウンドトラック用に5曲をレコーディング。さらに結成以来初となる本デビューアルバムをリリースし、結果として本国で15位、ドイツでも53位にチャートインするヒットを記録しました。
新世代の若手メロハーバンドと違い、80年代当時に活動していた世代のバンドが、ここにきて時代を超越して初めて音源を出した、というのが、ネスターが他にないユニークな所以でしょう。そのバックボーンと感性によって、80sのメロディアス、アリーナ系ハード・ロックを愛する人々の琴線にダイレクトに触れる楽曲やサウンドが生み出されたわけですね。
今回ピックアップした「Stone Cold Eyes」は、80sの郷愁を誘うテイストに満ち溢れた、キャッチーかつメロディアスなハード・ロック・チューンです！ネスターの楽曲の中ではこれがお気に入りですね〜。ライヴでも演奏されていますが、いかつめのルックス（汗）とは裏腹に、確かなテクニックで繊細な演奏を聴かせてくれます。
また新作が届いたらレビューして見たいですね。
ぜひ、一度聴いてみてください！
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