※誰が聴いてもヘヴィ・メタル!な楽曲を紹介していきます!
アメリカのヘヴィ・メタル・シンガー、ロブ・ロック(ROB ROCK)が、1983年にリリースした1枚目のソロ・アルバム『Rage of Creation』の2曲目に収録。
古今東西、数多のHM/HRシンガーがいますけど、古き良き正統派メタルという観点でいえば、個人的にはロブ・ロックほどそのイメージにぴったりなシンガーはなかなかいませんね。もし自分で正統派メタルバンドを組んだら、いの一番にロブ・ロックにオファーしたいと妄想してます(笑)。
当然のように長髪で昔ながらのメタラーという風貌からしていいですし、これまた当然ごとくハイトーンでしっかりと歌い上げる歌唱スタイルで、いい意味で古臭いど真ん中のメタルテイストを貫き続けているのが、なんとも好感が持てます。
ロブの名を知らしめたインペリテリやドライヴァープロジェクトなども、ロブが歌ってるからこそ、正統なるメタルのイメージが沁み込んでますし、以前も書いたんですけど、他のジャンルを歌う場面が想像できないシンガー、ナンバーワンでしょう(笑)
そんな引く手あまたのロブ・ロックが、メタル仕事人のロイ・Zと組んだのが、ソロ第一弾の本作でした。自身の名前自体がバンド名になっていきますけど、その辺りはあまり気にしなくていいのかもしれません。
シンガーのソロアルバムといえば、バンドとは異なる幅広い音楽性を披露したり、ルーツを披露したりするケースが多いですけど、ロブの場合は、がっつり潔いほどに変わらない正統派メタルでした(笑)。ロイ・Zの影響もあるんでしょうけど、ソロになってもこの普遍性はある意味感動的でしたね~。
今回ピックアップした「The Sun Will Rise Again」は、イントロダクションに続く、正統派ど真ん中をいく、ヘヴィ・メタル・チューンです!適度にメロディアスで、適度に疾走し、ヘヴィネスにより過ぎない、メタルかくあるべしというロブのヴォーカルスタイルを象徴するような1曲になってます。
弾き過ぎないロイのギターのおかげで、インペリテリで聴こえずらかった(汗)ロブのヴォーカルが際立って聞こえます。アルバムのクオリティ的には、ヘヴィさを増した後の『Holy Hell』辺りが上でしょうけど、音圧が強すぎないこの頃のサウンドテイストの方が、ロイのヴォーカルにしっくりくるようです。
ぜひ、一度聴いてみてください!