※誰が聴いてもヘヴィ・メタル!な楽曲を紹介していきます!
イギリスのヘヴィ・メタル・バンド、タイガーズ・オブ・パンタン(TYGERS OF PAN TANG)が、1981年にリリースした2枚目のアルバム『Spellbound』の1曲目に収録。
ジョン・サイクスのキャリアの原点として知られるタイガーズ・オブ・パンタン。特にジョン加入後の『Spellbound』は、NWOBHMを代表する1枚として広く知られています。改めて40年!も経過した今聴いても、古さを感じるどころか、勢いと若さが迸る熱いヘヴィ・メタルは色褪せていません。NWOBHMというより、正統派メタル史上で外せない名盤と言えるでしょう。
アルバムにはメタルの王道「Hellbound」、バンドのテーマ「Tyger Bay」、ドラマティックな「Don't Stop By」を始め、ホントいい曲の目白押しなんですが、今回はスピード感抜群のリフ攻撃で押し通す、名曲にして代表曲のひとつ「Gangland」をピックアップしました!
まずはジョンによる一発目のギターソロの瞬発力がスゴイ!もう一人のギター、ロブ・ウィアーがオーセンティックなソロなので、残酷なほどに実力差が歴然です。良く捉えれば、その対比がジョンをより際立たせてますね。
ジョンに負けじとイケメンのシンガー、ジョン・デヴァリルも、懸命に歌ってる感満点の歌唱スタイルや声質が、NWOBHMのサウンドにマッチしていましたね〜。そういえば、タイパンの曲って、ギターソロが終わってまたAメロにイチから戻るみたいな構成が多く、尺が短めでも、お腹いっぱい堪能できる楽曲が多いのが特徴です。
次作『Crazy Night』辺りも好作品ですが、2枚目の完成度だけがダントツに抜けているのも事実でしょう。この「虎」のバンドイメージがHM/HRにどんぴしゃで、ジャケットも含めてクールですし、もしジョンが脱退せずに、このレベルの作品をコンスタントにリリースしていたなら、NWOBHMの文脈だけで語られるバンドにならなかったでしょう!
ぜひ、一度聴いてみてください!
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