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【楽曲紹介】ジャガー(JAGUAR)「Dutch Connection」

※誰が聴いてもヘヴィ・メタル!な楽曲を紹介していきます!

 

イギリスのヘヴィ・メタル・バンド、ジャガーJAGUAR)が、1983年にリリースした1枚目のアルバム『Power Gamesの1曲目に収録。

 

今回ご紹介するのは、千葉県の有名な”ジャガーさん”の方じゃなくて、NWOBHMバンドの方です(笑)。79年も押し迫った年末に、ギターのギャリー・ペッパードらを中心に、ブリストルで結成されたジャガーは、NWOBHMに触発されてから生まれた後発世代のバンドですね。

 

結成後の80年代初頭には、他のNWOBHMバンドの多くと同様にデモを数本制作。その評判がきっかけで、オランダのメタル誌「アードショック」にも記事が掲載されました。さらにはコンテストでの入賞からコンピへの参加を実現し、デビューシングルのリリースまでこぎつけます。

 

82年にはオランダのフェスに出演した際に共演した、レイヴンのマネージャー兼、マニアにはお馴染みニートレコーズのオーナー氏から契約を打診され、第一弾として新ヴォーカルのポール・メレルを迎えたニート第一弾シングル「Axe Crazy」をリリースしました。

 

この曲のテンポの速いこと!(当時としては笑)。デビュー作のボートラに収録されているのでストリーミングで聞けますが、ツーバスで押しまくるスピード感は、パワー&スラッシュ・メタルのプロトタイプのひとつと言えるでしょうね。

 

その翌年にリリースされたのが、デビューアルバム『Power Games』でした。当時日本盤は発売されず、92年になってようやくCD化されています。ここでもスピードへの拘りは半端なく、収録曲の7〜8割は突っ走ってる印象ですが、モーターヘッドタイプの轟音を立てて突っ走るというよりは、よりスマートに正統派メタルの範疇で駆け抜けていく印象ですね。

 

今回ピックアップした「Dutch Connection」は、ジャガーが得意とする疾走感をわかりやすく体感できる、スピーディーなヘヴィ・メタル・チューンです!前につんのめり崩壊寸前になりながらもクリアしていく、変則リズムとオカズがクセになります(笑)。このタイプの楽曲が満載されているので、初期アイアン・メイデンやタイガーズ・オブ・パンタン辺りを愛聴しているマニアにはたまらないでしょう!

 

翌年に次作をロードランナーからリリースするも話題にならず、そのまま解散。1999年に再結成していますが、もう少し早くシーンに登場していたら、、という無念さは募りますね。

 

ぜひ、一度聴いてみてください!

Dutch Connection

Dutch Connection

  • provided courtesy of iTunes