※誰が聴いてもヘヴィ・メタル!な楽曲を紹介していきます!
アメリカのヘヴィ・メタル・バンド、ジャグ・パンザー(JAG PANZER)が、1981年にリリースした1枚目のアルバム『Ample Destruction』の1曲目に収録。
昨日ジョーイ・タフォーラを紹介した流れで、彼が在籍した正統派USパワーメタラーのジャグ・パンサーをいってみましょう~。
コロラド州のコロラドスプリングス出身のジャグ・パンザーは、81年にNWOBHMに触発されるように結成されました。当初はタイラントと名乗っていたようですが、メタルシーンでもありがちなバンド名のひとつですから、すぐに変更を余儀なくされたようですね。
クラブでのライヴを重ね、83年にはEPをリリース。そして、84年にジョーイ・タフォーラが加入してレコーディングされたのが本デビュー作でした。ジョーイという凄腕ギタリストを手に入れたことで、バンドは一気にレベルアップした印象を受けます。
今回ピックアップした「Licensed to Kill」は、ひとクセのあるリズムパターンで疾走する、オープニングに相応しい正統派のUSパワー・メタル・チューンです!ジョーイはザクザクのメタルリフ、フラッシーなソロワークと、すでに凄腕の片りんを見せており、マイク・ヴァーニーのお眼鏡に叶ったのも頷けます。
のちに短期間ライオットでも活動したシンガーのハリー”タイランツ”コンクリンは、正直上手いシンガーとは言えないまでも、上ずったブルース・ディッキンソン?のような歌唱と、時折聴かせる素っ頓狂なハイトーン・ヴォイスは、USパワー・メタルのサウンドスタイルにぴったりですね。
ジャグ・パンザーは西海岸に活動を移したものの、ジョーイはソロ活動に伴い脱退。日本盤やヨーロッパ盤は出ないままで、87年には活動を休止。その後、94年に再結成し、メタルマニア向けの存在ながらも、コンスタントにアルバム制作を続けています。
ジョーイも近年復帰し作品にも参加しており、これまでの多くの作品はストリーミングで聴けますので、USパワーメタル好きなら、一度ざっと歴史を振り返るのも良いかもしれません!
ぜひ、一度聴いてみてください!