※誰が聴いてもヘヴィ・メタル!な楽曲を紹介していきます!
フランスのヘヴィ・メタル・バンド、ヘヴンリー(HEAVENLY)が、2001年にリリースした2枚目のアルバム『Sign of the Winner』の3曲目に収録。
前回のメタル括りでゾナタをご紹介したんですが、ついでに20年前位のメロスピ・メロパワブーム当時のバンドを、久々にちょいちょいつまみ聴きしてました。当時は積極的に色々と聴き漁ったものの飽和状態で満腹になってしまい、、。次第にリピート回数も正直減っていったんですけど、時間を空けると新鮮に感じます。
ということで、当時のクサメタル(懐かしのワード!)好きの方々に絶大な信頼を受けたバンドのひとつ、ヘヴンリーです。フレンチメロスピ・メロパワの代表格ですけど、クサメロ具合の強烈さとフランス出身ゆえか、メジャー級のバンドになり切れないマニアックさが、逆に魅力をそそられる存在でしたね~。
ハロウィンらに影響を受けて1993年に結成されたヘヴンリーは、そのハロウィンを育んだノイズレコードと契約。新世紀タイミングの2000年に『Coming From The Sky』でデビューを果たします。ピート・シールクのプロデュース、カイ・ハンセンのゲスト参加と、先人たちの遺伝子を受け継いだことでマニアに注目されました。
そして、メタルらしからぬルックスが印象的な中心人物、ベン・ソット(Vo)の秘めたるポテンシャルが一気に開花したのが、お馴染みトミー・ハンセンのプロデュースによる本2枚目でした。キーボード奏者加入もあり、メロディの劇的度や扇情度合もぐんとアップ!クサメタラーに圧倒的信頼を受けるバンドに成長しました。
今回ピックアップした「Sign of the Winner」は、ヘヴィ・メタルの熱さとダイナミズムを根底に滲ませながらも、勇壮なクサメロを伴い激しく疾走するメロディック・パワー・メタル・チューンです!この曲を含むイントロダクションから前半4曲くらいまでの流れは強烈ですね~。
続く3枚目のコンセプト作『Dust to Dust』も良質な作品で、さらなる飛躍が期待されましたが、ノイズ・サンクチュアリからドロップしてしまい、AFMからの2枚でスケールダウンしてしまったのは残念でした。もしも日本でマニアが盛り上がっていた2000年代初期のブームの頃、日本のレーベルが積極的に推して来日が実現していたら、もう少し違った状況になっていたかもしれません。
10年以上音源もでていませんが、まだ活動は継続しているようですので、久々に帰還するのか?注目してみましょう。
ぜひ、一度聴いてみてください!