※誰が聴いてもヘヴィ・メタル！な楽曲を紹介していきます！
日本のヘヴィ・メタル・プロジェクト、ドラゴン・アイズ（DRAGON EYES）が、2016年にリリースした3枚目のアルバム『Forsaken Gods』の2曲目に収録。
新年最初の週は、辰年にちなんで竜（ドラゴン）が冠されたバンド、楽曲などをいくつかご紹介しています。
「ドラゴン」縛りで再びメロスピ・メロパワ系に戻りますが、今回はRPGメタルの覇者「ドラゴン」ガーディアンのアーサーと、新進気鋭のメロディック・デス・メタラー、サウザンド・アイズのKOUTAによるドラゴン・アイズをいってみましょう〜。ドラガは以前のコラムでご紹介してましたね。
それぞれ音楽性が異なりながらも、メロディックであることに拘りを持つ二人の合体形ということで、どんな化学反応が起こるのか興味深いプロジェクトとなりました。
かくして、2013年にセルフタイトルのデビュー作がリリースされましたが、想像以上にエクストリーム・メタル色が強く、音楽性は正直期待外れ感も否めませんでした。ボーカルがサウザンド・アイズのDugenで、デス・ヴォイス中心だった点も大きかったでしょう。
続く2015年の2枚目『Prayer For The Sad Stories』では、エクストリーム色が後退し、メロスピ・メロパワ色を増強。両者のバランスがほぼ拮抗した状態で、それぞれのギタープレイを始めとする美メロとパフォーマンスの良さが活かされた作風に仕上がりました。より歌える女性シンガー、MANAMIを迎えた点も大きいでしょう。
そして、立て続けの翌年にリリースされた本作では、荘厳なアレンジとクサメロも極まり、メロスピ・メロパワ色が７〜８割を占有。「ヘヴィネスさを増強したドラゴン・ガーディアン」といった塩梅で、ドラゴ好きとしては理想のバランスの作風になりましたね。
今回ピックアップした「星降る夜」は、1曲目のイントロダクション「Twilight Symphony」から続く、劇的さとクサメロを極めて疾走し続ける、メロディック・スピード・メタル・チューンです！
MANAMIがゆったりした譜割で高らかに歌う勇壮で美しいメロディは感動的で、脳裏に焼きつきますね。流麗でクラシカルなギタープレイを始めとする高度に構築されたインストゥルメンタルは、アーサーとKOUTAの持ち味と才能がフルに発揮されており、聴きごたえに溢れています。
これだけレベルの高い秀作を創られると、叶わぬとはわかっていながらも、バンドとしてのライヴ活動を望みたくなりましたね！
ぜひ、一度聴いてみてください！
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