※すでに新世紀から20年経過!2000年以降の楽曲を紹介していきます!
アメリカのハード・ロック・バンド、レッド・ドラゴン・カーテル(RED DRAGON CARTEL)が、2013年にリリースした1枚目のアルバム『Red Dragon Cartel』の1曲目に収録。
新年最初の週は、辰年にちなんで竜(ドラゴン)が冠されたバンド、楽曲などをいくつかご紹介しています。
連日メロパワ・メロスピ系連発の「ドラゴン」縛りになってしまったので(汗)、今回はちょっと方向性を広げて、ジェイク・E・リー率いるレッド・ドラゴン・カーテルでいってみましょう〜。
ランディ・ローズの後釜という重責を果たし、80sのHM/HRシーンに確実な足跡を残した名ギタリスト、ジェイク。母親が日本人という見た目からも、日本のメタルファンにはとりわけ親しみを持たれ、高い人気を誇ってきました。
オジーではアルバム2枚で離れる運命となってしまったものの、その後、レイ・ギラン、エリック・シンガーらとバッドランズを結成。質の高いオーセンティックなハード・ロックで人気を博しました。来日公演も行きましたが素晴らしいショウでしたね。
ちなみに、バッドランズは未だストリーミング解禁されておらず早く実現してほしいものです。
バッドランズでも2枚のアルバムを残しながら、90年代以降はジェイク自身の活動が単発になっていきます。ついには音沙汰がほとんどなくなり隠居してしまった、なんていう説も出てしまい。。かつての活躍ぶりを知るファンは長らく寂しい思いをしましたね。
そんなジェイクが約22年ぶりに、ボーカル入りの新バンドで復活!のニュースには驚かされました。正直喜びよりも、ホントにまだギター弾けるの??という懐疑的な気持ちが大きかったのも事実です。
ところがフタを開けてみると、絶妙に80s感も漂わせた、オーセンティックで良質なハード・ロック作品に仕上がっておりホッとしましたね。注目のジェイクのギタープレイも十分に「らしさ」を感じさせる充実ぶりで、表舞台に出てこなかったブランクは一切感じませんでした。
中でも今回ピックアップした「Deceived」は、これぞジェイク!というギターリフが炸裂する、復活を高らかに祝うに相応しいハード・ロック・チューンです!これはメジャーキーでオマージュした「Bark At the Moon」でしょ!と言いたくなるギターリフや曲構成は、完全に狙っていて最高です。
ハーレム・スキャーレムで活躍するD.J.スミス(ダレン・スミス)のパワフルなボーカルもいい味を出してますね。他曲ではロビン・ザンダー、マリア・ブリンクらのゲスト陣が、ジェイク復活に華を添えている点も聴きどころでしょう。
ぜひ、一度聴いてみてください!