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【楽曲紹介】ロンディネリ(RONDINELLI)「Wardance」

※80sメタル好きの暗黒期、90年代の良心的楽曲を紹介していきます!

 

アメリカのハード・ロック・バンド、ロンディネリ(RONDINELLI)が、1996年にリリースした1枚目のアルバム『Wardance』の1曲目に収録。

 

コージー・パウエルの後任でレインボーへ加入という、いま考えてもとんでもない重責を担ったドラマー、ボビー・ロンディネリ。カーリーヘアの特徴ある風貌とチカラ強いドラミングで、疑心暗鬼な視線が集まる中で見事に責務を果たしたわけですから、記憶に残るドラマーとも言えますね。

 

そんな大役を果たしたことで、その後数々のバンドでのキャリアを積んで行くわけですが、80年代中期にチャンレンジしたのが、自身の名前を冠したバンド、ロンディネリでの活動でした。

 

このメンバーが中々のもので、ボビーに加え、兄弟のテディ・ロンディネリ(G)、現在はメガデスで活躍中のジェイムズ・ロメンゾ(B)、そしてのちにバッドランズで活躍するレイ・ギラン(Vo)と、ちょっとしたスーパーグループの様相を呈していますね。

 

ライヴ活動を行いつつ、85年にレコーディングを敢行しますが、不運にも完成半ばでバンド自体も自然消滅してしまい、作品自体がお蔵入りになってしまいます。それが10年以上の歳月を経て、突然に発掘音源としてリリースされたのが本作でした。一応発売に合わせて、今回は90年代の括りに入れています。

 

スタジオ曲とライヴトラックを4曲ずつという変則的な作品ですけど、オーセンティックなハード・ロックの楽曲が並びます。正直、楽曲自体のフックに乏しい点は否めないんですけど、演奏のこなれ方は流石で、きちんとしたプロデューサーをつけて、時間をかければ、それなりに可能性があったのでは?と思わせる出来栄えですね。

 

今回ピックアップした「Wardance」は、収録曲の中では最もエネルギッシュなダイナミズムに溢れる、王道のハード・ロック・チューンです!ボビーのドラムもパワフルに鳴りまくってますし、やはりレイのソウルフルなヴォーカルには、すでに高いポテンシャルを感じさせます。

 

CDでは現在手に入りにくいようなので、ストリーミングでの解禁は嬉しいところです。2002年にはロンディネリ名義で、トニー・マーティン(Vo)やニール・マーレイ(B)を迎えてフルアルバム発表していますが、こちらは倒産したMTM Musicの音源だけに、現時点ではストリーミングでも未公開となっています。

 

ぜひ、一度聴いてみてください!

Wardance

Wardance

  • Rondinelli
  • ロック
  • ¥153
  • provided courtesy of iTunes